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靖国参拝問題を考える

2006-05-26 13:57:49 | 靖国問題
靖国には東京裁判でA級戦犯に処せられた人たちが祭られている。中国韓国は、中国韓国に侵略戦争を仕掛けた戦争の責任者が祭られているために、日本の首相が参拝に行くことは、中国韓国の国民の心を踏みにじる行為であり、日本は中韓を侵略した戦争の責任を感じていないものであるとの理由で、批判している。     小泉首相は靖国には日本の国のために戦争で殉じた人たちが祭られており、戦没者の慰霊のために、私人として誠の心をささげることが参拝の理由だという。しかし、実はそれぞれの理由が、国内政治にかかわるところにあるように思える。小泉主張は、中国韓国からの批判にくじけづに確固たる信念を通していることを国民にアピールして人気を取るためであるとか、中国は政府の失政に対しての国民の不満をそらす為に中国国民に反日をあおる政策の一環であるとか、本音が裏に隠されているとの意見がある。実は日本の首相が靖国を参ること事態はたいしたことと思っていないとの説がある。 
 さらに物事を複雑にしているのは、中国韓国あるいは日本国民の一部が靖国参拝の批判していることの理由がA級戦犯が合祀されていることにあると決め付け、A窮戦犯を分祀すれば其れで物事が解決すると考えている国会議員が大勢いることである。それ自体的を得たものであろうか。東京裁判の判決結果であるA級戦犯が、国際的にはサンフランシスコ条約で赦免されているし、国内的には国会で全議員賛成で赦免されていることより、今や戦犯そのものが意味を成さないものとなっている。其れなのに国内でA級戦犯を認めるとなれば、中韓をあおる結果になることを知っているのであろうか。                         日本が侵略かどうかについても賛否両論あるところだが、自分の領土でないところに軍隊を送り制圧したことは間違いなく、侵略である。そして、戦争に負けたために、撤退し謝罪し賠償しそれぞれの国と国交条約を結んだわけで、この条約をもって、対外的にはすべて終わったのである。                  其れよりもむしろ国内的に戦争を起こした責任問題が明確になっていないのではなかろうか。                                靖国参拝問題についても、公的参拝か私的なものかをはっきりさせることが大切である。先ず、小泉議員が総裁選出馬の時に、首相になったら、靖国神社参拝をするということ事態が、如何に私的なものだと言おうが、物事を複雑にした原因でなかろうか。