なんでやねん.com

大阪弁で何故ですか?という意味です。

ギリシャ危機と日本の借金

2010-06-21 16:48:14 | 経済
金をジャブジャブに市場に流し、突然蛇口を閉めるようなことをすれば大変なことになることぐらい、金融の専門家が分からないこと自体が不思議である。20年前に日本もバブルを作ったのは政府や日銀が資金をジャブジャブに流しために、土地バブルをつくり、総量規制で資金供給を閉めたことが原因であった。米国でも同じような状況になっている。米連邦準備理事会(FRB)は住宅ローン担保証券を買い支えてきたが3月に買取を終了してしまった。住宅クローン担保証券の価格が大きく下落し、金融機関の含み損が増え、金融機関は住宅ローン融資を縮小し、住宅販売は減少して、住宅価格は下落することになる。日本でもECでも米国でも同じような構図でバブルが崩壊しているのである。

細野真宏ー日本の経済状況

2010-06-13 13:37:13 | クラシック ジャズ 演歌、世界
日本は高齢化率(65歳以上の人口の割合)はOECDで世界一である。当然当然医療や介護などの社会保障費は高いはずであり、社会保障費の費用も含めた総支出のGDP比が高いはずであるが、実際にはOECD28カ国中24番目で圧倒的に少ない。医療介護年金などが遅れているということを示している。社会保障費を除いた支出も世界的に少ないので、無駄をしているわけではない。事実政府の人件費は世界最低である。国民の税負担率も低く、他の収入も少ない。失われた20年間で経済はほとんど成長していないために、税収は伸びず、経済活性化のために使った公共投資費用のために、国債発行の結果借金で今や世界で最大の借金大国になっている。
一部の高級官僚が高級を取っており無駄があるように思えるが、実際には国全体の支出は国際的に少ないわけであるし、今後の老齢化のことを考えると支出を減らすどころか支出はことによって財政規律を正すことは不可能に近い。財政規律を改善するためには、消費税などの増税をし、経済の効率化して経済成長を促し、さらに税収入をあげることで。財政規律を改善し同時に社会保障費を充実させることができると、増税することにより、社会保障費を充実すれば、国民は将来の不安がなくなり、前向きで新しい仕事や事業に挑戦使用とする活力が発揮し、その結果として国全体の経済活動の活力が生まれてくる。と細野氏は提言している。
強い財政、強い経済成長、充実した社会保障が同時に達成される。正に菅首相の所信表明演説で述べたことなのである。

細野真宏:
日常よく目にする経済のニュースをわかりやすく解説した“細野経済シリーズ”の第1弾『経済のニュースがよくわかる本「日本経済編」』(小学館)が経済本で“日本初”の「ミリオンセラー」となり、ビジネス書のベストセラーランキングで「123週ベスト10入り」(日販調べ)という驚異的な記録を打ち立てた。続く第2弾の「銀行・郵貯・生命保険編」と第3弾の「世界経済編」も共にベストセラー1位を記録した。『世界一わかりやすい株の本』(文藝春秋)シリーズも記録的な大ヒットとなり、投資の教科書的な本となっている。

もともとは数学が専門で、大学在学時代から予備校で多くの受験生を教えるかたわら、大学受験用の数学の参考書『数学が本当によくわかる本』(小学館)を執筆し、この数学シリーズも累計200万部を超える大ベストセラーとなり、“細野数学”という言葉があるくらいに「受験生必携のバイブル」となっている。

さらに10年かけて完成させた、自身の集大成とも言うべき『数学嫌いでも「数学的思考力」が飛躍的に身に付く本!』(小学館)がベストセラーとなる。委員として参加した総理直轄の「社会保障国民会議」の場で金融・経済教育の問題の深刻さを認識して書きあげた自身初の新書『「未納が増えると年金が破綻する」って誰が言った? ~世界一わかりやすい経済の本~』(扶桑社新書)はAmazon.co.jp2009年新書部門年間ベストセラー1位を記録。


定価:1260円(税込)
判型:四六判

小沢悪人説と政治の混迷

2010-06-09 22:15:30 | クラシック ジャズ 演歌、世界
今の政治、経済、社会の混迷を小沢悪人論に矮小化させてはいけない。小沢は執念ともいえる政権交代
を起こした立役者である、これからの新しい政治は、若い頭脳と感覚を持った人物が行なうべきであろう。
失われた20年は政治の無策、失策であるとするならば、政権を維持するだけにあくせくしてきた自民党政権の失政のせいであある。戦後続いた自民党政権の政治的堕落である。新しく政権を奪取した民主党政権が日本の問題点を良く見つめた上で抜本政策を打ち出しそれを実行することである。

鳩山辞職と菅直人新総理で日本再生なるか

2010-06-05 10:59:47 | 政治
The Saturday Profile - A Political Survivor Inherits Japan’s List of Troubles - Biography - NYTimes.com

日本はバブル崩壊後失われた20年間デフレ状態であり、世界最大の借金国である。一人当たりの国民所得が世界23番目にまで落ち込んでしまった経済を如何に立て直すかが、日本の政治に課せられた課題である。年金問題、少子化高齢化問題、医療破壊、地域格差拡大、国民国家の安全保障問題、など日本社会の制度疲労を根本的に見直す必要性が喫緊の課題となっており、そのために政治を立て直差なければなっらない。
菅政権は日本の将来の決め手になることを大いに期待する。