何故天皇は確信がるといえたのであろうか。終戦末期になると、軍事状況についての情報が天皇に伝えられなくなった。軍令総長に正確な情報を伝えていなかったようだし、戦況が悪化してくると、統帥部も陸海軍省の首脳も天皇の前に出ることを避けるようになった。このような中で、天皇はどのようにして、状況を把握することが出来たのであろうか。天皇はアメリカの日本向けの日本語放送やアメリカ国内向けの英語の放送に耳を傾けていたとのことが分かった。 戦況が悪化して臣下のものからの情報の伝達を怠るようなれば敵国のラジオ放送から情報を収集してでも、事態の解決を図った天皇は優れたマキャベリストである。と保坂氏は結んでいる。 この記述は、昭和天皇に対する見方、終戦の天皇の決断について、今まで釈然としていなかった気持ちが説かれたように思えるのである。
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