自称「花火ヒョーロンカ」の私は、夏になると毎週末のように花火大会を見に出かけます。
夏だけでなく、10月にわざわざ茨城県の土浦まで行ったこともあるほどです(土浦花火大会は、全国の花火師のコンクールを兼ねている大きな大会です)。
この日は、埼玉の熊谷(くまがや)まで足を伸ばしてきました。
熊谷花火大会を見るのは今回で3回目ですが、この花火大会の魅力は、何と言っても広い河原でゆったりと座って見られることです。また、打ち上げ場所も広いので、1尺玉がバンバン打ち上げられるのもうれしい限りです。
ガタゴトと電車に揺られ、熊谷に到着。少し早めに会場へ着きました。ゆったりと見られるとは言っても、打ち上げ時には広い河川敷が人でほぼ埋まります。平らな場所はすでに埋まっていたので、土手に陣取りました。ビニールシートは必須アイテムです。
熊谷花火大会は、企業協賛型です。企業がスポンサーとなり、花火を提供するのです。そのため、それぞれの花火を打ち上げる前に、提供企業の名前や宣伝文句がアナウンスされます。
企業から提供される花火のほかに、「メッセージ花火」というのもあります。個人協賛型の花火で、スポンサーとなって花火を提供すると、自分の花火の打ち上げ前に好きなメッセージを読んでくれるのです。家族や友人、結婚相手、恋人などに対するそれぞれの想いが述べられていました。
協賛企業のほとんどは地元の企業です。まさに「地域密着型」の花火大会といった感じです。
それぞれに趣向を凝らした花火が打ち上げられますが、なかでもひときわ観客の目を引いたのは、ヤギハシという地元百貨店の提供する花火です。
ヤギハシはこの花火大会で毎年大掛かりな花火を上げています。観客の多くはそれを知っているので、打ち上げ前にヤギハシの名前がアナウンスされると大きな歓声がわき起こっていました。
スターマインが連発されたあと、クライマックスには1尺玉が何十発も打ち上げられるのです。同時に4発の1尺玉が打ち上げられるなど、都心の花火ではまずありません。
1尺玉の連発で締めくくられると、会場からは大きな拍手が起こっていました。
まるで花火大会のフィナーレであるかのような盛り上がりですが、ヤギハシ提供の花火が終わった後も、まだまだ打ち上げは続きます。
花火大会が終わって熊谷駅に向かうと、駅は大混雑で、改札を通るまでにかなりの時間がかかりました。
電車も相当混みそうだったので、帰りは新幹線に乗りました。しかし新幹線のホームにも、花火帰りと思われる人がかなりいました。遠くから見に来た人も結構いるんだなあ……と思いました。
首都圏での夏の花火大会は、これでほぼ終わります。夏の終わりが近づくと一抹のさびしさを感じずにはいられませんが、ダイナミックな花火で、行く夏を存分に楽しむことができました。
<本日のキモノ>
土手にビニールシートを敷いて座るので、白地の浴衣は避け、汚れてもいいものにしました。
淡いベージュ地の、麻の葉柄の綿麻浴衣です。6月にこれを着た時には、半衿、襦袢、足袋をつけて単の綿着物の代わりにしましたが、今回は半衿と襦袢をつけず、浴衣として着ました。
そのため足元も、素足に下駄ばきです。歩きやすいように、右近型の焼き桐下駄にしました。
帯は博多織の八寸名古屋帯です。
電車に長時間乗って出かける時は、半幅帯を文庫に結ぶのではなく、博多織や麻の名古屋帯をお太鼓に結ぶと、椅子に背中をぴったりとつけられて楽です。半幅帯に比べると見た目も少しきっちりとした印象になるので、少し遠出をするときにもそれほど違和感がありません。
夏だけでなく、10月にわざわざ茨城県の土浦まで行ったこともあるほどです(土浦花火大会は、全国の花火師のコンクールを兼ねている大きな大会です)。
この日は、埼玉の熊谷(くまがや)まで足を伸ばしてきました。
熊谷花火大会を見るのは今回で3回目ですが、この花火大会の魅力は、何と言っても広い河原でゆったりと座って見られることです。また、打ち上げ場所も広いので、1尺玉がバンバン打ち上げられるのもうれしい限りです。
ガタゴトと電車に揺られ、熊谷に到着。少し早めに会場へ着きました。ゆったりと見られるとは言っても、打ち上げ時には広い河川敷が人でほぼ埋まります。平らな場所はすでに埋まっていたので、土手に陣取りました。ビニールシートは必須アイテムです。
熊谷花火大会は、企業協賛型です。企業がスポンサーとなり、花火を提供するのです。そのため、それぞれの花火を打ち上げる前に、提供企業の名前や宣伝文句がアナウンスされます。
企業から提供される花火のほかに、「メッセージ花火」というのもあります。個人協賛型の花火で、スポンサーとなって花火を提供すると、自分の花火の打ち上げ前に好きなメッセージを読んでくれるのです。家族や友人、結婚相手、恋人などに対するそれぞれの想いが述べられていました。
協賛企業のほとんどは地元の企業です。まさに「地域密着型」の花火大会といった感じです。
それぞれに趣向を凝らした花火が打ち上げられますが、なかでもひときわ観客の目を引いたのは、ヤギハシという地元百貨店の提供する花火です。
ヤギハシはこの花火大会で毎年大掛かりな花火を上げています。観客の多くはそれを知っているので、打ち上げ前にヤギハシの名前がアナウンスされると大きな歓声がわき起こっていました。
スターマインが連発されたあと、クライマックスには1尺玉が何十発も打ち上げられるのです。同時に4発の1尺玉が打ち上げられるなど、都心の花火ではまずありません。
1尺玉の連発で締めくくられると、会場からは大きな拍手が起こっていました。
まるで花火大会のフィナーレであるかのような盛り上がりですが、ヤギハシ提供の花火が終わった後も、まだまだ打ち上げは続きます。
花火大会が終わって熊谷駅に向かうと、駅は大混雑で、改札を通るまでにかなりの時間がかかりました。
電車も相当混みそうだったので、帰りは新幹線に乗りました。しかし新幹線のホームにも、花火帰りと思われる人がかなりいました。遠くから見に来た人も結構いるんだなあ……と思いました。
首都圏での夏の花火大会は、これでほぼ終わります。夏の終わりが近づくと一抹のさびしさを感じずにはいられませんが、ダイナミックな花火で、行く夏を存分に楽しむことができました。
<本日のキモノ>


土手にビニールシートを敷いて座るので、白地の浴衣は避け、汚れてもいいものにしました。
淡いベージュ地の、麻の葉柄の綿麻浴衣です。6月にこれを着た時には、半衿、襦袢、足袋をつけて単の綿着物の代わりにしましたが、今回は半衿と襦袢をつけず、浴衣として着ました。
そのため足元も、素足に下駄ばきです。歩きやすいように、右近型の焼き桐下駄にしました。
帯は博多織の八寸名古屋帯です。
電車に長時間乗って出かける時は、半幅帯を文庫に結ぶのではなく、博多織や麻の名古屋帯をお太鼓に結ぶと、椅子に背中をぴったりとつけられて楽です。半幅帯に比べると見た目も少しきっちりとした印象になるので、少し遠出をするときにもそれほど違和感がありません。
