16兆円も使い残したお金がある! 税金をドブに捨てている
「基金」というのは、単年度ではできない複数年にわたって使っていくお金ですが、その「基金」がやたらに乱立していて、使われないお金が毎年4兆円規模で増えているのです。
根拠の乏しい「基金」に国がどんどんお金をつぎ込むものだから、なんとトータルで16兆円も使い残しになっている。
たとえば、AI(人工知能)や量子技術など先端技術の研究開発につくられた「経済安全保障重要技術育成基金」は、21年度、22年度の補正予算で約5,000億円が計上されました。
このうち2年間に使われたのが5億6.600万円。
本来なら、研究のために使うべきお金ですが、大半は国立研究開発法人に支払われる管理費などに使われ、研究費に使われた形跡なし。
なぜ、こんなことになっているのかといえば、もともと1,000億円くらいの規模で考えていたのに、経済に力を入れていることをアピールするために「派手にやろう」という意向で5,000億円まで予算を膨らませて、無理やり確保してしまったから。
使ってないお金もあるのに…「グリーンイノベーション基金」も、
22年、23年度に総額は2兆8,000億円の予算がつきました。
22年度末までにこの基金から支出されたのは3年間で計約700億円。
緊急経済対策で「基金」に積み増されるのはなんと4兆3,000億円。
※ 「円安」、「物価高」が止まらない“本当の犯人”誰だ❓
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