マグロチャンピオンの料理道場

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上海の建築ラッシュで我が家が危ない!

2011年09月19日 | その他
上海1号店の開店から早くも2周年を迎えた。大連にもお店があるので、アパートも大連と上海と2つを借りていたのだが、上海での出店が続き最近は上海に居ることが多くなり、大連のアパートは解約して大連店に行く時には安いホテルを使用するようになった。

飲食業という仕事がら仕事の時間が長く、家(アパート)には寝に帰るだけなので、上海のアパートは店の近くの3500元/月(45,000円程)の部屋を借りている。

このアパートに決めたのは建物自体は古いが大家さんが部屋の内装をリフォームしたばかりだったので、部屋がとても清潔だったのと、キッチンのスペースが広かったからだ。

料理を作る仕事をしているが、家に帰っても酒の肴は自分で作って、自分の好きな物を食べたい。

その為には、電子レンジやオーブンや、電気式の圧力釜など、いろいろな調理道具が置ける広いキッチンが必要だった。

そういう意味では、今の上海のアパートには満足しているのだが、一つ大きな問題がある。

それは、目の前で建設中の高層ビルの工事の騒音だ。なんと、24時間、年中無休で続けられている。

このアパートに入居した2年前には、既に土台部分の基礎工事が始まっていて、いったい地下何階まで掘っているのかと思える程のドリルの騒音がしたが、今年の春節明け(3月)から上の部分の工事が始まっている。

昼の工事の写真。


夜の工事の写真。

今の上海では、うちの目の前のビルだけではなく、いたるところで高層ビルが建てられている。

高層ビルを建てることは、何でも一番が大好きな中国人にとっては「面子」に関わることなのだろう。

しかし、一方で、上海は毎年1.5㎝ずつ地盤沈下しているという。

今、最も深刻なのは浦東地区だそうで、高層ビルが林立する陸家嘴は、3㎝も沈下しているし、金茂ビルの近くはもっとひどいようで6㎝以上も沈下しているという。

そんな地盤沈下など人ごとだと思っていたのだが、最近、アパートの大家から部屋の壁のヒビを調査に来るとの連絡があり、4人が調査に来た。
どうやら、このアパートのすべての部屋を見て廻っているようだ。

その理由だが、アパートのあちらこちらにヒビが入り、棒でアパートを支えているような状況なのだ。


ヒビの調査は各部屋だけでなくすべての階の階段の壁の表面を削って中を調べているようだ。
(削るのはいいが、その後もそのままで、直す気はまったくないようだ。)


きっと、アパートのオーナー達が調査会社に依頼して、建物の状態を調べて、目の前で建設中のビル会社に損害賠償を求めるのだろう。

そろそろ、アパートを引っ越した方がよいのだろうが、今のところ自分の部屋にはヒビも見当たらないし、この2年間使いなれたアパートのキッチンのことを考えると、なかなか決断が付かない状況だ。

さて、次回は料理長が自宅で自分の為に作る「簡単つまみ」の話をしよう。









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