Kyo’s Blog ~Magic Diary~ 

徒然なるままに、心に映り行くよしなしごとを書いていきたいと思います
基本的にはマジックのことを中心で

JCMA

2009-08-24 00:35:43 | Weblog
ブログに写真をアップしようと思いつつ、全くカメラをかばんから出さない男Kyoです

さてさて、お台場の方までJCMAの会に参加
以前からの友人が引っ張り出されるとのことで、なにか手助けできればと思い
夏休みでごった返すゆりかもめに乗って移動
会場には思っていたよりも、知っている人がいてビックリでした
結果的には私の思いは杞憂で終わったのですが
会を見ての感想としては、とにかくいろんなものを見て、いろんな体験をした方がいいですよ
小さい世界に閉じこもっていちゃダメだし、自分の最終目標地点のようなものは
ある程度設定した方がいいと思います
まあ、僕もコンテストに出ていたのははるか昔だし、10代でアレだけの演技ができるなんてすごいのですが、甘やかしちゃいけないのも真実だと思っています

クロースアップでコンテストに出たいなら、ショーンファーカーやオベロン、アルマック等と戦う覚悟が必要だし、ステージならハリムやソリ、ソーマなどと戦う覚悟がないとね
プロになりたいのも、同様
僕の学生時代にはヒロサカイ、ゆうきとも、和田祐治、ふじいあきらといった人たちと仕事をしていたために、非常に覚悟が必要でした
今は、心の中にある種の諦めのようなものがあるため、ご一緒に仕事をしたりお手伝いはできます

若手の裾野が広がるのはいいのですが、一流のプロも育てないとね
世界に通用する、若手の、プロマジシャンって、今の日本にはいない気がします
「世界に出たいかどうか」、「プロになりたいかどうか」という所は非常に大きなファクターです
今の若手現場プロたちは、まず世界に出て行こうなんて思っていないし(いても少数)国内のコンベンションだってそれほど参加していない
プロになりたい人たちは、プロになって終わってしまう人達がほとんどの感じがあり、自己研鑽ということについてもビジネスということについても非常に甘いように思えます

かつて、「ニューゼネレーションズ」が活躍していたころは、みんな必死に情報を吸収し世界に出て行こうとしていたようです(ヒロサカイ、前田知洋、長谷和幸、黒木健一の4名)
これ以降、日本のクロースアップで世界で通用する人はいないと言われています
(僕自身、何度この苦言を浴びてきたか・・・)

そういったことを考えると、FISMにもチャレンジした日向氏は貴重な存在なのかもしれません

僕自身、今のマジック界に何か貢献できているのだろうか、と思ってしまいます