高田博厚の思想と芸術

芸術家の示してくれる哲学について書きます。

愛と詩・芸術の人間存在論 覚書

2023-01-27 14:02:32 | 高田博厚の芸術哲学

愛と詩・芸術の人間存在論 覚書



 
人間は愛なしでは生きていられない、とよく言われる。それは、人間が本来、時間・空間を超えた本質を有しているからであり、時空を超えたものへの参与なしには自分の本質と一致しないからである。それを最もよく啓示してくれるのが愛の経験なのだ。最も内面的であるがゆえに外部的なもの(時空)を超えている人間本質、それは主体性と間主体性という両極性において現われる。
 愛は本来、時空を超えた形而上的なものである。そしてそれは人間の本質と一致する。ゆえに人間は愛なしには、つまり時空を超えた自らの本質なしには、人間らしく生きていられない。
 このこといっさいは、真剣に真面目に受け取めらねばならない。
 そしてここに詩と芸術の意味がある。愛の、形而上次元の、扉を開くもの、確かめるもの、として、詩と芸術はあるのである。詩と芸術によって人間は人格的な愛に直接に目醒めもするのである。
 ゆえに愛と詩・芸術には、人間の存在論が懸っているのだ。
 
 
 
 
 




やりこめたいという思いには あさましい甘えがある

2023-01-27 01:05:21 | 日記

 
やりこめたいという気持には相手への甘えがある。ただやりこめたいだけなら言葉を発しないことだ。何の益があると思っているのか。じぶんのあさましい思いには無自覚で、相手に甘えているだけならば。
 
 
やりこめたいという思いには あさましい甘えがある。
 
だから、やりこめようとする者は やりこめられる。
 
勝とうと思えば負けるということである。
 
ここで気づくのは、ロシアのプーチン大統領の戦い方には柔道の精神と原理があるのではないかということだ。