日本人には解らない者が多くいるようだが、自分を護るということは、大変重要なことだ。日本人には、自分を護るという感覚以前に、護る自分なんてどこにあるんだ、という感覚の者がいるのに、ぼくは驚く。ぼくには完全に異次元の人間だ。
ノヴァーリスの「青い花」を読み終えたが、その内容はぼくの内にあるままに、まずぼくが書き留めておこうと思ったことは、自分を護ることのかけがえなさに、いまいちど覚悟しよう、ということだった。自分の世界を、自分の本来の志の懸る圏を、護る、ということだ。
(明け方までかかって読んだその日の昼からは吹雪だった。)