あのね、
ええ、
この小説は、愛を語るほどのひとはみんな読んでいて、読んでなかったのはぼくだけだ、という気がする…
すべてのひとにその時というものがあるわ。あなたが遅いと感じるとしたら、あなたが大物だからよ。わたしはそうおもうわ…
どうしたの?
うん、いや、高田さんが、よくこのチャールズ・モーガンの小説を推奨したなあ、と思ってね。こういう高みには、誰でも昇れるものじゃない。こういう物書きがいたんだね。 高田さんは、遠ざかったと思っていたぼくに付いてきてくれた。 ぼくの安心感と満足は半端じゃないよ。