良い子、悪い子、こまりん子

幼児教育20余年。多くの子ども達を育て、ママ達の悩みに耳を傾けてきました。辛口アドバイスも含め、子育ママ達にエールを!

エサと食事の違い?!

2006-04-15 14:38:43 | こまりん子、こまりんパパママ
 今日はちょっと、幼児教育の専門家としての、コウルサイ話です

 デパートでの買い物を終えて、目の前にある電車の駅に急いでいました
 正面玄関を出ようとした時、入り口の両サイドに、待ち合わせのときに簡単に座れるようになったスペースのところで、小学校1年生くらいの女の子が、大きなおにぎりをほうばっていました 
 アレレ、よほとお腹がすいて、パパやママに内緒で食べてる??そんな気がしました だって、何と言ってもデパートの正面玄関ですよ、多くの人が出入りし、当然、その座れるスペースもよくよく見えるところにあるわいけですからね

 まあね・・・最近では、電車の中で、平気でパンやおにぎりなどを食べ、ペットボトルのお茶を飲み、効率的に、時間節約をして、食事を移動しながら済ませる新時代の若者はいますが・・・
 やっぱり小学校の間くらいは、親に道徳的な社会でのマナーやルールを教えてもらい、それを実践編として生活の中で身に付ける時期だと思っているのですよね、私は

 と、と、と、と、ところが、なんです
彼女の横を見ると、何と、彼女のご両親と思しき人達が座り、ご自分達も、何かを摘んで食べている
 Oh,No こりゃダメだあ この女の子のおにぎりほおばり事件は、両親公認だった、ってことですよね

 「食」と言えば、実際に食べる「食物」にこだわる場合もありますね。食材にこだわったり、料理に凝ったり。
 また、「食」を一つの文化として捉え、味や素材だけではなく、その食から派生する「食べ方」、「食べる器」「見せる食事」等、直接は味や素材には関係のない分野での「食」もあります。
 後者からは、食べ方からかいま見えるその人の生活や人柄」までも感じてしまうものです

こういうことが、お腹をいっぱいにさせる、食欲を満たす、というだけの動物の「エサ」的な要素で終わらせるか?、「食文化」として、豊かな心持ちでの生活に反映するか?
 ここが大きな分かれ目、ここが大きな差の出るところであり、親の思いによって、左右されるところでしょう

 そういう意味でも、是非子供が幼い頃から、もっともっと「食全般」が持っている、ふかーい意味を認識し、子育てをしていけば、とっても豊かな子供が育つ
 私確信してるんですよ
百歩譲って、まったく自分では調理してない電子レンジでチンチンの食事でも、レトルトの食事でも、デパ地下オンパレードの食事でも、「どこで」「どんなふうに」して食べるのか?で、大きく違ってきます
 静かにさせるためのエサ、お腹をいっぱいにさせるためのエサ・・・悲しいですよね

 


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