アートで候。 会田誠/山口晃展(於上野の森美術館)に行って来ました。
このところ、行く展覧会に大当たり。
4月の「動物絵画の100年」、5月の「ANIMALS PLUS」、そして今月(まだ始まったばかりですが)はこれだ!
山口晃氏は「たけしの誰でもピカソ」で知り、その後「江戸しぐさ」のCF、読売新聞日曜版の「私と20世紀のクロニクル」の挿絵などに登場、毎度毎度、ついつい顔を近づけてとことん見たくなるうまさ、細かさに魅かれます。
「ANIMALS PLUS」展の対談で舟越桂氏が「大きいということはひとつの魅力ではある。」とおっしゃったとき、反対に小さい(細かい)ということも人を惹きつけるよねえ、と山口氏のことを思い出していました。
展覧会の図録はいまいちだなと思ったのでやめて、かわりに山口晃氏の「六本木昼図」のランチョンマットを買いました。
明日から職場の机に敷こうっと。ちょっとサイズはでかいけど、マウスパッドにするんです。
しかし、
このランチョンマットは原図の約70%に縮小してあります。それにしてもこの細かさ・・・・。
こんなに細かいのに、このカメラを構える腰つき、見事に表現してあります。
大きい作品ももちろん魅力的。巧い。ほんとに巧い。(上手い、じゃなくて巧いだよ)
ユーモア溢れる作品も多し。ますます好きになってしまいます。
さて、一方の会田誠氏、実はこの展覧会まで作品を見たことがありませんでした。
でも、その力でぐいぐい押してくる感じ、圧倒されました。
どれをとっても、その危なさが魅力です。エロだし、グロだし、死だし。ブラックです。
一歩手前でやめてあるのですが、見ているこちらにその先を感じさせるその力はすごい。
山口氏でにっこり、会田氏でドッキリ、ニヤリ、それぞれ違う味わいで二度おいしい展覧会です。
会田氏、たくさんの毒をありがとう。(笑)
会場の外、不忍池のほとりも、ちまちまとたくさんの人。
不忍之池畔之図です。
独断と偏見の展覧会めぐりの感想でお恥ずかしいったらありゃしないのですが、美は人それぞれだし、受ける刺激もそれぞれだからいいだろうと思って投稿しています。
私のほうこそ、二人のクロデール展の記事を拝見して行くつもりになっていたのですが、最終日の数日前熱を出して、病み上がりに川口は遠いなあと思って行けませんでした。あれは、残念でした。
私も人生の折り返しを過ぎたと思いますが、まだまだ開いていないドアがたくさんあって、ドアのありかに気づく時、まだこんなのがあったかと驚かされます。
でも、なかなか美意識が変わるほどのことには出会えませんので、今年はラグタイムさんにとっては良い年ですね!!私もあやかろうっと!
そう って・・・、あんな感じ、でしょう?
(果てしなく続く。)
自分で言うのも。
ほんと成長しました。 いろいろあって面白いです。 大學の詩もそうでしたよ。 そう ってなに?
私は会田誠氏は知りませんでした。
彼の作品を見ていると、サシで腹の探り合いをしているような気持ちになりまして、(勝手に一人でやってるわけだけど)そこが面白いなあと思いました。
>展覧会情報に触れるたび、東京がうらやましくなります。
京都・大阪はそうでもないのでしょうが、地方ではそう言いますね。
あと、舞台ね。地方から来ると高い観劇料の上に高い交通費もかかるわけで・・。でも東京は地方に比べたら日々の暮らしにお金かかるから、唯一のメリットですかね。
若冲、私も行きたかったけど、折角京都行くんなら観光もしたいし、ねえ!!!
京都に実家がある奇跡のほうがうらやましい私です。
うらやましーよーっ。
しかもダビンチ、2度目?
うーん、私は行くか行くまいか迷っています。
行った方は、実物の力に魅了されるようですが・・。
だって、まだモネも残ってるんでねー。
アートで候、点数のわりに時間がかかります。
覚悟して行かれるのがよろしいかと・・・。
混んでいなければルーペもあったほうが・・・・そうはいかないか(笑)
はしごとは、makoさんならではです。相変わらず体力あるなあー。
関西へは巡回しないようですね、残念。
展覧会情報に触れるたび、東京がうらやましくなります。
京都では昨日まで、若沖展が大変なことになってました。3時間待ちですって。噂にへこたれて観に行けずじまいでしたが。
森美術館みたいに夜遅くまでやってる公立美術館がたくさんあったら、美術への関心がもっともっと高まるのになあ、と思います(わがままですけど…)
最近は、どうも、私が一週間遅れで、同じ展覧会というパターンになってきたようです。
楽しみにしている展覧会の一つですので...。
ついでに、ダビンチをもう一度見てきます。