今日7月6日はフリーダ・カーロが生まれて100年目の日です。
フリーダ・カーロの絵はテレビだとか本だとかで時折目にしていましたが、いつ見ても叫びが聞こえる、いや、叫び声というよりそれを歯を食いしばって涙とともに飲み込んで、キャンバスに向かって いるような絵だなあと思っていました。
あとから調べてみたら、静物画なども描いているのですが、一般的なメディアでは「痛そうな」絵を取り上げることが多いので、ついフリーダに対しては心に大きな傷を負った人、という風なイメージを抱いていました。
昨年、レンタル屋の棚で映画「フリーダ」のDVDを見つけ、「おや、映画になってるんだ・・・」と借りてみたら・・・・・、
これが、役者良し、映像よし、ストーリー良しの三拍子揃った佳作だったのですね。
ストーリー良しだなんて、フリーダの痛い人生に対してあまりに突き放した言い方になってしまいましたが、つらい出来事の多い人生に負けてるだけじゃない彼女の生き方は頼もしく、小気味がいいと感じることもあるほどでした。
この映画をこれから見る楽しみ(もしまだなら)に障るといけないのでストーリーについては書かないほういいですね。
フリーダ役の女優さんの美しさ、体当たりの演技、メキシコの風景、当時の社会情勢、カラフルな民族衣装など見どころは満載ですが、私の心に残ったのはフリーダの夫ディエゴの言った言葉で、
「描かずにはいられない。それが、画家だ。」でした。
彼も、フリーダも描かずにはいられなかった。
描くことで自分の存在を形成するのです。
これのおかげで、現在の私達が素晴らしい作品の数々を見ることが出来る。
たくさんの感謝を作品と作品の影の人生に贈らずにはいられません。
フリーダ・カーロ こちらご本人。美しいです。
こちらフリーダ役のサルマ・ハエック。名演技でした。
痛い。でも、涙に濡れた瞳に意思を感じます。
うしろの正面さんの記事はすばらしい。
私が言えなかったすべてを書いてくださってる
フリーダと聞いただけで鳥肌が立ちます。 私も映画を見ましたよ。 日比谷で。 女優がすばらしかった… コメントももどかしく。
まずは・・・、そうなんです。
なんか変なTBが来たのでアタマきて受け付けないモードにしてあります。
ばんばんアドレス貼り付けてくださいね。
ご紹介いただいた記事、拝見しました。
いやいや、私から見れば、ご自分で絵を描かれるラグタイムさんの視点はいつもうらやましく思います。
まったく絵のタイプが違うのに、ラグタイムさんはフリーダの絵がそんなにお好きとは・・。
いや、絵の場合は自分と違うタイプだからこそ好きになるということもあるのでしょうね。
本文にも書きましたが、まるで叫んでいるような絵・・・、難解ですね。映画のお陰で少しわかるようになりました。
映画、ロードショーでご覧になったのですね。
いいなあ!私も大きい画面で見たかったですよー。
ほんとに素晴らしい映画でしたね。
こんなに勇気を与えてくれる映画って他に知りません。