台東区立朝倉彫塑館へ行って来た。
随分前から行きたいと思っていたが、一番好きなオカズを最後にとっておくのと同じで、楽しみにとっておいたのである。
前は是非良く晴れた日に、と思っていたが、いろいろな表情を見るのもいいなと思い曇りだったが行ってみた。
入ってすぐがアトリエで、作品が並んでいる。
それを見たとき、カメラは置いてくるべきだったか、と思った。
受け取る方に力がないと作品か、建物か、どっちつかずになって何も残らない。
今日は作品にするか、と思ったが作品が展示してあるのはアトリエのある洋風のスペースだけで和風の住居部分には生前使った家具などが置いてあるのみだったので、うまく切り替えが出来るようになっている。
お陰で両方堪能させていただいた。
さすが芸術家のお宅ね、と他の入館者が言っていたのを聞いたが、本当にその通りである。
管理も行き届いており、庭の石が乾くと係りの方が水を掛けて回る。
何もかもが気持ちのいい場所だった。