マダムあっこの明日はもっと・・・・・

雨にも負けず、風にも負けず、忍び寄る‘老い,にも立ち向かい、
マダムあっこの毎日はこうして過ぎてゆくのであった

民主主義?

2009-03-22 | 日記
夫がカットに行ってきた

我が家ご用達の友人の美容院は、予約がいっぱい
でも、夫は仕事が忙しくなってきて、どうみても今日しか行ける時間がないというので
数年ぶりに、床屋へ行った

「サイドを刈り上げてもいい?」とか
「もみあげを・・・・・」とか、ふざけたことばかり言うので、
「一緒に歩けないような髪型にしてきたら、離婚してやるぅ
と宣言して、見送った


1時間後、すっきりして帰ってきた
とりあえず、合格
       離婚の危機はまぬがれた・・・・・


6,7年前・・・

夫が、何を思ったか、
「一度リーゼントにしてみたいから、しばらく髪のばす
と、言ったことがあった

     リ、リーゼント?
     何を血迷った? 
     若い頃、そのような路線だったわけでもないし、
     別にオールディーズのファンでもないし・・・・・
     それに、
     どう遠慮がちに言っても、頭は小さくないし、髪も多い・・・
    
美容師の友人も呆れ顔だったが、
とりあえずほっとくことにした・・・


夫の髪がのびはじめ、「うっとしいなぁ」と思いだした頃、
私の実家へ家族で行くことになった 

実家についたその夜、
私の母や、叔母、そして弟たちと、大宴会
久々の再会・・・子ども達も大はしゃぎ

夕方からの宴会が盛り上がったころ、
夫がトイレに中座した時、
母が小声で言った

     「髪、どうしたの?忙しくて切る暇なかったの?」

     「なんか~のばして、リーゼントにしてみたいんだって」

      母も叔母もあんぐり
          
     「なんで?・・・あんまり似合わないんじゃない?
      ちゃんと言って切らせた方がいいよ」

その時、夫が戻ってきた
さすがのB型も、不穏な空気を感じたらしい 
それに、明らかにみんなの目線が夫の頭にいっている・・・

     「えっ?なに?」

     「ほーらね、おかしいってよ、その あ・た・ま」

     「いや、ほら、短い方が似合うかなぁと・・・」
      慌てて母がそう言った 
     「そうそう、その方がカッコイイし・・・」
      すかさず叔母もフォローする 
      もちろん私は容赦しない 
     「だから言ったでしょ、似合わないって」

多数決で決まり 
というより、全員一致で却下 
民主主義の世の中だ、従って頂こう 


帰ったらすぐに、夫は美容院へ行った・・・

       それ以来、夫の口から一度も
             ‘リーゼント,の言葉は聞いていない