マダムあっこの明日はもっと・・・・・

雨にも負けず、風にも負けず、忍び寄る‘老い,にも立ち向かい、
マダムあっこの毎日はこうして過ぎてゆくのであった

Happy Birthday

2009-03-16 | 日記
週末、やっと夫が早く帰れたので、
延期していた次男&次男犬のBirthday Party

前にも話したが、
我が家の‘祝い事,は、原則として家族そろってのこと

数日遅れの11歳の誕生日、
「遅くなって、ごめんね」と言うと
「いいよ、いいよ、みんなそろったから」と満足そう

次男の出産は、
私の体調が悪く、危険があるということで
大きな病院での入院から始まった・・・・・

妊娠直後から始まるつわりは、出産の直前まで続き、
「妊娠悪阻」という病的状態、
母体の栄養状態は「飢餓状態」と診断され、
7ヶ月の時には、
「母体がもたない、今回はあきらめましょう」
とまで言われた

でも私はあきらめられなかった
「きっと、大丈夫」という、根拠のない確信があった

そこで、8ヶ月になってから管理入院、
万が一にそなえた

とは言え、まだ2歳ちょっとの長男を残しての入院は
思ってた以上に、つらっかた・・・・・

毎晩のように病室を抜け出し
公衆電話から泣きながら電話した

自宅から車で1時間余りの病院、
夫は週に2、3度来てくれたが
長男は、病院という場所がら、そう頻繁には来れなかった
それに、面会したらしたで、帰ったあとに必ず血圧が上がり、
安静にするはめになった
体調が悪いため、ちょっとした感情の起伏も
病状にあらわれる・・・・・日々つらかった

体調を考慮して、早めの出産となったが
予定した日に体調が思わしくなく、一度延期・・・
一週間後、再度トライした

朝から促進剤を投与し、陣痛を待った
少しづつ陣痛がきて、午後4時ごろ分娩台へ
午後6時の内診で
「この調子なら、7時ごろには生まれるよ」
そう言って先生が奥に引っ込んだ
その直後・・・

「ダメ!看護婦さん、う、生まれる
そばで準備をしていた看護婦さんが、私の足元に回って
「せんせーい、お産でーす」と叫んだ

慌てて飛んできたふたりの先生、
分娩用の白衣に腕だけ突っ込んで、出産へ 

・・・・・6時9分、
元気な産声に体中の力が抜けた
ちょっと色黒の、かわいい男の子だった・・・・・


生まれてしばらくは、ミルクを吐いたり、黄疸が強かったりで
結局2週間ほど退院が遅れたが、
その後は順調に育った

忘れられないのは、次の日、
長男が初めて‘弟,に対面した時、
私の横で眠る次男をそっと覗きこみ、
            ブルッと身震いした・・・・・

あれはなんだったんだろう?
初めて見る小さな弟の存在に感動したのか・・・・・、
それとも、これから始まる怒涛のような日々への、武者震いか・・・・・

     私には、初めて家族4人がそろった
     幸せな時間だった


先日、友達が来て話した時に、
「出産って、どの子にもそれぞれのドラマがあるのよね」と言ってた
ホント、その通りだね
どの家にも、いろんなドラマが・・・・・
我が家の他の子にも、出産時のドラマやおもしろ話はあるけど
それはまたの機会に・・・


Birthday Partyの翌日、
次男がお茶の時間をプロデュースすると言い出した
「家族のだんらん」をお膳立てすると・・・・・
家庭科の宿題らしい

それが前出の写真、
兄弟にはココア、夫と私にはコーヒーを
そして、クラッカーにジャムやチーズ、そして納豆までのせて

       「おいしいね」
       「やっぱり家族そろって食べるっていいね」
        みんなニコニコ顔

忙しい両親の
ホッとしたひとときだった・・・・・


       次男よ、ありがとね

           そして、おめでとう