goo blog サービス終了のお知らせ 

まちだ ひろがりネット

ネットワークで豊かな町に!
人と人との繋がりの道具になりますように

町田・生活者ネットワークの活動日記

どうなる「発送電分離」?!

2013年02月27日 | 活動
衆議院第二議員会館にて。
主催:発送電分離プロジェクト、日本消費者連盟、
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)

1、経済産業省・資源ネネルギー庁の電力システム改革専門委員会報告。
2、市民による電力システム改革への提言。
3、町田徹さん(経済ジャーナリスト)の大警告。

集会はだいたいこのような3部だてになっていたかんじです。

1、経産省資源エネ庁の電力ガス事業部電力市場整備課調整官による
 改革案の説明。まず、広域系統を運用するために計画を練る(2年余)、
 次に小売り前面自由化への道筋(段階的に)、送配電部門の法的分離。
 全体で7~8年の工程表でした。
  法的分離って何のことか分かります? 分からないなりに推察しますと。
 電力の特性上1者の管理が必要なので送電網は地域独占の制度を残すとし、
 その中立性担保のため、法の規制をいくつもかぶせるということだと理解。
 複数の事業者が分け持つ実質的な分離と違うわけです。

2、市民からは、a理解はできるが手ぬるい b手ぬるいなりには頑張っている
 という2つのニュアンスで、発表がありました。
 経産省のレポートを改良するとか、こうすればいいという提言でした。
 送電網は実質上の分離をするべきだと。

3、そこへ町田徹さんが大きな声で「甘い!」と語り始めました。
 なんで7年も8年もかかるのだ。やる気があれば半年で第1段階はやれる。
 時間稼ぎ以外の何ものでもない。
 東電は国有なのだから潰せる。とっとと被災者の救済に進めたはずだ。
 被災者が失った物を補償するのでなく、生活再建のために職を住まいを
 という援助だ。

 3.11の直後にあたふたと事を運ばざるを得ず、そのうちずるずると東電も潰せなくなり、
 被災者支援は不十分で、原発は廃炉にするのか続けるのかも判断できないまま、
 うやむやと続ける方に流れそうな現状まで。
 だから皆さん、手を抜かずに踏ん張るべしと檄を飛ばす。
 猛烈取材でここまでわかる、というジャーナリスト魂爆発という印象の町田さんでした。

国会議員が4人、そのなかには大河原雅子さんも。衆参をとわず、自民、民主を
とわず、という4人でした。

2時間半では資料のほとんどを咀嚼できないありさまでしたが、回を重ねれば改善する
と信じることにします。


(お)
                                    

東芝にウェスティングハウスを売ったわけ

2013年02月06日 | 活動
東芝は米ウェスティングハウス(原発製造)を買収した。
そのニュースを耳にしたそのころは、
東芝って、原発を造って売る仕事を手に入れたいのだと思った。
3.11にもかかわらず、より大きな原発屋さんを目指すのかと、
本気であきれた。

ところが、あるときこんな解説を聞いた。
アメリカは原発事業を東芝に売って、やっかいばらいをしたのだと。
アメリカはシェールガスでやっていけるのだと。

東芝は、世界の不要品を買った?
急にかわいそうになったし、いいなりの日本という言葉がまた浮かんだ。
早く脱原発をしたいのに、こんなふうに泥沼が深まるのか。

核の平和利用に始まった米国との核つながりは
こんな風に一方的に切られてしまうのだね。

(お)

アルジェリアの事件とイスラムの見方

2013年01月29日 | 活動
下にインタビューの動画サイトを貼りました。
興味とお時間のある人はごらん下さい、ぜひ。
同志社大学の内藤教授に岩上安身氏が聞いています。

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/54705

内藤氏は、同志社大学に籍を置いてまだ2、3年だそうです。
大学院生を指導するとき、弱者をたすける指導者をつくるというのが
方針。「東大や京大ではやらないでしょうな」

イスラムは弱者にザカート(喜捨)することを教えます。
商売がうまくいって儲かってもインシャラー(神の思し召し)
うまくいかなくてもインシャラー。だから儲けた分からザカートするのは
当然。弱者を蹂躙するなどあってはならないことなのです。

ところがヨーロッパ世界から助けてもらうどころか
辛い想いをさせられて数十年。もともとイスラムは商人の教えなので、
社会秩序が乱れるのは嫌いなのです。でも命の危機のとき、命をとして戦え(ジハード)
という教えがある。(氏はそこは良いとは言えないと)

アル・カイダとは、拠点、~組という意味、タリバーンは学生、という意味の一般名詞です。
(氏は教室で、タリバーンの皆さんと呼びかけるそうです)
まず、初歩的にもそういう言葉を知らねばならない。
アルカイダと聞き、タリバーンと聞いて、そこで思考停止している。
イスラムについてのリテラシーを高めて欲しいと語ります。

タリバーンのテロだ、と定義して、マリを空爆したフランスは他国の主権を侵害している
と思わないのだろうか。(テロだと聞いて、人質を取られた各国は急に、
人質の救出をやいやい言わなくなったそうです)

実は似たような道を歩みそうなのが安倍政権。アメリカ軍の後について
軍靴でどかどかと他国に侵攻することを是としていくのでは。
そんなことをしたら、イスラム世界を敵に回すということを考えているのか。

近い将来、世界人口の3分の一を占めそうなイスラム世界。
中東に限らず、それ以上にアジアではイスラムの人口が多いのです。
強い経済を目指すなら、マーケットとしてイスラム世界とうまくつきあうことこそ
肝要ですと、内藤氏。そのためにもイスラム世界のリテラシーを高めて欲しい。

軍隊を差し回して経済的に得することは無い。
武力でできることなど、そんなに無い。

あらためて、日本のために世界を見ていきたいと思います。(お)













謹賀新年

2013年01月07日 | 活動
今年もどうぞ宜しくお願いいたします。



年末に読み始めた 「原発と日本人」ー自分を売らない思想  小出裕章/佐高 信 を読み終えました。

対談形式の本はたいてい饒舌なだけで内容がたいして無かったりしますが 全編興味深く読み進めました。

インターネットで人気のあった「絶対原子力戦隊スイシンジャー」の裏話もあったりします。

過去の反公害や反原発の活動家について多岐に紹介されています。

これまで読んでいなかった原田正純さんや松下竜一さんの著作を読まなければと思いました。



休日に湘南に出かけたら 半分ほど冠雪している富士山がきれいに見えました。

リフレッシュしたい方は出かけて見てはいかがでしょう。



                                (じ)




市民に吹く風

2012年11月28日 | 活動
6月、市民が大飯原発の再稼働に反対していたころ、
滋賀県に嘉田知事という人がいることを知った。
その人の口にする「原発の事故は1400万人の水がめ琵琶湖を汚染する」「卒原発」
いかにも政治家らしく責任感の強い、敢然とした態度に感動したことを思い出す。

そしてついに来た。

嘉田知事が卒原発を一大旗印に今日、新党を立ち上げた。副代表、飯田哲也。
既成政党からこぼれ出てできた新党も嘉田さんの元に集まって来る。
嘉田さんが、女性と若者の意見をくみ上げる仕組みを作るとインタビューに答えたとき、
私の頭の中から、旧来の男性議員たちの姿が消えて行った。

ついに来た。そんな感じに打たれた。
ついに、市民のための政党ができた。女性がふつうに社会の表舞台にいる時代が来る。
生活者ネットワークの40年に亘る見果てぬ夢が、もっと労せずに実現する時が来る。
これからも吹くだろう幾多の逆風も、分かりあえる友党とともにならずっとしのぎ易い。

ついに来たとは思ったが、ようやく来た、という感じとはちがう。
それほど待ちに待つまえに、この風は吹いた。
ずっと早くからこの日への準備が、時代の流れが、見えないところを流れていた。
若い人たちが原発都民投票条例の実現のため、声を上げたのもその現れのひとつだった。
本当に潮目の変わるときがついに来たのだ。
そんな感じがしている。

この新党「日本未来の党」に、党設立以前に近づいたのが小沢代表の「国民の生活が第一」
同党はできて間もない新党だったが、解党して合流したらしい。
さっそく、だれともなく「小沢が後ろであやつる」と言った。
嘉田さんが小沢さんにも従ってもらう、というと「小沢隠し」と言った。
マスコミから流される相変わらずのネガティブ発言。
これからも飽きること無くありそうである。

市民、ファイト!

(お)