日本の土木建築技術が未熟なのに日本で都市が上へ下へ横へどんどん広がっていることに危険を感じています。横浜に大地震が来たら、関東大震災の二の舞いと思っています。大勢の人が死ぬと予想します。後片付けで出る廃棄物で海岸を埋め立てることになると思いますが、山下公園の10倍の面積をもった人工土地を海岸線につくれるでしょう。
横浜市の行政の問題は、「つくる」が維持管理をよく考えていないことです。維持管理のおかねをけちることです。維持管理できないならつくらないのが常識ですが、なぜかつくります。
それなら維持管理が楽な設計にすればいいが、そういう設計に力を入れるより最初の見かけの形に力が入ってしまうようです。
同じ問題は自治会活動でも観察されます。町の仕事をやる人が減っているということを自治会は大問題にしているのに、世の風潮に流され、高価な道具、設備、システムを導入します。導入したときは導入の仕事をする担当がいます。次の年は維持管理要員が必要です。新任の仕事になります。新任は導入の経緯を知りません。導入者から説明を受けても面倒だなという気もちが働くと知ろうともしません。熱心、情熱など湧きません。道具、設備、システムを放っておきます。高価な道具、設備、システムが遊んでいても、作動しなくなっても知らん顔になります。
西洗公園倉庫に充電式草刈機が2台ありました。そのうちの1台が「故障」との張り紙がしてありました。前年度の担当は修理をするか、廃棄すべきでした。ところが故障機が保存されていました。困ったことだと事情を調べると、もっと驚きました。担当は自分の担当ではないと思っていたそうです。これが現実です。
設備・システムだけではありません。制度にも同じ問題があります。港南区からの要請、あるいは世の風潮で理想的な制度を設けます。聞こえはいい制度ですが、目的を理解して熱心に取り組む担当がいません。結果、形だけの中身がない制度になります。