今年も確定申告の季節がやってきました。昨年は、Mac OS X 10.8 (Mountain Lion) で確定申告をしましたが、今年は Mac OS X 10.10 (Yosemite) で出来そうか否か確認すべく、まず公的個人認証サービス利用者クライアントソフトの動作を見てみることにしました。
Mac OS で e-Tax を利用するには、下記のものをインストールする必要があります。
SmartCard Services
ICカードリーダライタドライバ
ルート証明書
Java 実行環境
公的個人認証サービス利用者クライアントソフト
私が使っている ICカードリーダライタ (NTTコミュニケーションズ SCR-3310) のドライバは、Mac OS X 10.9 (Mavericks) まで対応ということになっており、Mac OS X 10.10 (Yosemite) でインストーラを走らせると、厄介なことになるという記事
http://d.hatena.ne.jp/replication/20141228/1419745697
もありましたので、インストール方法の説明書の最後に書かれていた手動でのインストール手順に従って、インストールしました。
ICカードリーダライタ以外のものについては、それぞれのインストール方法の説明に書かれているとおりの手順に従い、インストールを行いました。
Mac OS X 10.10.1 上では、公的個人認証サービスクライアントソフト(JPKI利用者ソフト)が、順調に動作していました。
その翌日、Mac OS X 10.10.2 へのアップデートを行ってみたところ、JPKI利用者ソフトが動かなくなってしまいました。JPKI利用者ソフト自体は立ち上がり、「動作確認」ボタンをクリックすれば、動いているようにも見えます。
しかし、「自分の証明書」ボタンをクリックし、パスワードを入力すると、
エラーが発生しました。
ICカードに接続できません。
と表示されてしまいます。
e-Tax のために入れた上記のソフトウェアや証明書を入れ直してみましたが、状況に変化はありませんでした。