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JPKI利用者ソフトでの「動作確認」

2017-04-04 11:10:06 | デジタル・インターネット

 Mac OS X 10.11 (El Capitan) が公的個人認証サービスでサポートされ、私が使ってきた ICカードリーダ SCR3310 のドライバも El Capitan 対応版が出ていましたので、今年の確定申告は El Capitan で電子申告すべく、必要なドライバ等をインストールして動作の確認をしてみました。

 自分の証明書を表示させてみると、有効期限切れが判明。確定申告までは間に合うはずと思っていたのですが、2月中に切れてしまっていました。個人番号カードも未だ申請していなかったため、電子申告は諦め、確定申告書作成コーナーで申告書を作成し、プリンタで打ち出して郵送しました。

 JPKI利用者ソフトを使っていて、気のついたことが一つありました。「動作確認」を行うと、動作確認のあと、ICカードとの接続が切れてしまうようで、2回続けて「動作確認」をすると、2回目は失敗します。「動作確認」に続いて、証明書の内容を表示させようとしても、失敗します。「動作確認」をしなければ、証明書の内容は何度でも表示できました。

 「動作確認」をして、ICカードとの接続が切れてしまっても、ICカードを挿しなおせば復活します。JPKI利用者ソフトを立ち上げ直す必要は無く、「動作確認」の後、ICカードを挿し直すだけで、「自分の証明書」を表示させることができました。

 今年は、電子申告をしなかったので、これ以外に問題が無いかどうかの確認はできていませんが、おそらく、問題無く動くものと思われました。

 私が使ってきた SCR3310 は 2007年に発売され、2014年末に生産終了となったようです。販売終了後の製品に新しいドライバを提供するのは、製造販売する側にとってはコストのかかるものであり、それ自体は利益を生まないものです。

 現行製品である ACR39 ですと、El Capitan 対応ドライバが 2015年末に提供されていますが、SCR3310 用のドライバは 2016年末に提供されています。SCR3310 は 2014年末に生産終了、その後、El Capitan が 2015年秋にリリースされていることを考えますと、SCR3310 用 El Capitan 対応ドライバの提供は異例の対応ではないかと思われます。

 新しい OS に対応したドライバが提供されないという理由で ICカードリーダがゴミになってしまうとしたら、それはもったいないことだと思います。しかし、新しいドライバを有償で提供するには、いろいろ問題もあって、現時的な選択肢ではないのだろうとも思います。

 無償で提供してくださった新しいドライバを使って SCR3310 を使い続けるのがよいのか、新しい ICカードリーダを購入するのがよいのか、まだ迷っています。



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