Macで楽しくお仕事

Macを仕事で使う際のメリットや問題点と解決法

Windows環境との互換性[4]:テキストファイル

2009-04-12 14:02:38 | Mac のソフトウェア

Microsoft Office のファイルであれば、
 Excel のシートを印刷するときには、大きさの調整が必要。
 PowerPoint はフォントの大きさが少し違い、形が崩れる。
といった不満はあるものの、Windows環境との互換性はあります。

では、テキストファイルについては、どうでしょう?

Windows は、「メモ帳」と「ワードパッド」が標準搭載です。Mac には、「テキストエディット」というユーティリティがついています。

Mac のテキストエディットは、リッチテキスト(拡張子 .rtf)に対応していますので、リッチテキストにしておけば、 Windows でも Mac でも同様に扱えます。

では、プレーンテキストは、どうでしょう? VMware Fusion 上で動かしている Windows XP (SP3) と、Mac OS X 10.5 (Leopard) を使い、挙動を調べてみました。

1.Mac で作成したプレーンテキストを、メモ帳で開いてみる
・改行が「↑」に化け、次の行が改行されずに続く。
・文字コードの問題は無い。

2.Mac で作成したプレーンテキストを、ワードパッドで開いてみる
・表示上は、特に何の問題もない。
・ワードパッドは文字コード UTF-8 に対応していないが、テキストエディットは UTF-8 にも対応している。テキストエディットで作成したテキストを UTF-8 で保存した場合、その文書はワードパッドでは読めない。

3.Windows で作成したプレーンテキストを、テキストエディットで開いてみる
・メモ帳やワードパッドで作成したファイルは、特に問題なく開くことができる。
・文字コードの問題は無い。

こうしてみますと、
・Windows で作成したテキストファイルは、そのまま Mac で読める。
・Mac で作成したテキストファイルは、ワードパッドで読める。(メモ帳は不適)
ということになります。

ただ、Mac でテキストファイルを保存する際、文字コードを UTF-8 にすると、そのままではワードパッドで読み込めません。いったんメモ帳で開き、改行が「↑」に化けていることは気にせず、「名前をつけて保存」で、文字コードを Unicode にして保存しなおせば、ワードパッドで綺麗に読み込めるようになります。

というわけで、テキストファイルを Windows と Mac の間でやりとりするとしても、通常は特に問題ありません。

例外的なケースですが、国外から受け取ったテキストファイルの場合、グラフィック文字を使っている場合があります。グラフィック文字が入っているテキストファイルは、Mac のテキストエディットでは開けません。開けるけど文字化けしている、というのではありません。「開けません」というメッセージが出るだけで、ファイルの中身を一切表示してくれないのです。

こういう場合は、Windows のメモ帳で開いて保存しなおせば、Mac でも開けるようになります。



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
文字化けテキストの修復方法を捜していて上記記事... (aerog)
2009-06-10 16:42:56
文字化けテキストの修復方法を捜していて上記記事に辿り着きました。もしご存知でしたら、教えてほしいのですが、10年近く前にMacのテキストエディットで書いた文書を開いてみたら文字化けになって読めなくなっていました。
Macで作りMacで開いた訳ですが、当時はもしかするとOS9だったかもしれません。このテキストファイルを修復する方法をご存知でしたら、ご教授頂ければ幸いです。どうかよろしくお願い致します。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。