メールソフト移行の際、メールボックスの中身が、そっくりそのまま移行できれば何の問題もないのですが、世の中、必ずしも、そううまくはいかないものです。
メールソフトには、通常、他のメールソフトのメールボックスを読み込む機能がついていますが、これが必ずしも完璧に動いてはくれません。私が経験した問題としては、「メール本文中、行頭が From という言葉で始まる部分があると、そこがメッセージの切れ目だと判断されてしまう」というものがありました。日本語のメールであれば、この問題にひっかかるようなメッセージは、そう多くないと思いますが、英語のメールですと、時々引っかかります。
そんなこともありますので、私の場合、特に問題の無い限り、古いメールソフトのメールボックスを、新しいメールソフトに読み込ませることはせず、両方使い続けるようにしています。普段は新しいメールソフトを使い、古いメッセージを見るときには、古いメールソフトを起動して使っています。
そのため、移行してしばらくの間は、古いメールソフトから「返信」しなければならない場合が出てきます。すると、「返信」したメールは、古いメールソフトの送信済みフォルダに残りますが、新しいメールソフトには入らない、ということになります。
こんなとき、自分のメールアドレスを Bcc: に入れておけば、新しいメールソフトで「受信」することができ、そのメッセージを「送信済み」に移動することにより、新しいメールソフトでメールを送信したのと全く同じような形で送信記録を残すことが出来ます。