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ソフトウェア RAID ミラーの再構築は非現実的?

2012-06-22 23:11:59 | Mac のソフトウェア

 2台の外付けUSBハードディスクドライブ(容量 1TB)を使ってソフトウェア RAID を構成し、バックアップ用に使い、様子を見てきました。情報の保護のため、暗号化して記録するようにしていますが、ドライブ全体を暗号化すると、初期化だけで大変な時間がかかってしまうので、50GB程度の暗号化したディスクイメージを作成して、その中にバックアップするようにしてきました。

 今日、新たに 60GB のディスクイメージを作成していたときのこと。1台のディスクが、シュカンシュカンシュカンシュカン・・・ココココココココ・・・・ と怪しげな音を立て、ソフトウェアRAIDが「降格」状態になってしまいました。

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 「再構築」のボタンをクリックしてみたところ、意味が分かるような分からないようなメッセージが出ました。

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 RAID の内容が全部初期化されるのか、それともエラーの起きたドライブだけが初期化されるのか、よくわかりません。今回は、RAID の内容が失われても構わなかったので、思い切って「再構築」してみました。

 無事に再構築が始まったのはよいのですが、「1日と1時間」も時間がかかると表示されました。1日も待つぐらいなら、キャンセルして、RAIDの構築からやり直そうと思ったのですが、「キャンセル」ボタンがありません。ディスクユーティリティを強制終了しても、再構築だけは進んでいます。

 システム終了してみると、歯車が出てしばらくした後、「再起動が必要です。電源ボタンを長押しして・・・」というメッセージが出てしまいました。電源ボタンの長押しで電源オフ、そして電源ボタンを押して再起動することで、Mac OS 自体は無事に復帰。その後、外付けUSBハードディスクドライブを1台ずつ消去して、再度 RAID を構成しなおしました。再度、ディスクイメージを作ってみたところ、今度はエラーを起こさずに作成が終わり、データのバックアップも無事に終了しました。

 今回は、エラーを起こしたディスクを使って再構築するという、あまり望ましくないことを、あえてやってみたわけですが、途中でキャンセルも出来ず、強制終了すると MacOSX の状態もよろしくなくなるなど、あまり嬉しくない動きをします。

 RAID を構成するドライブがエラーを起こしたときの処理については、今一歩、詰めの甘さを感じます。

 もし、2台のうちの1台がエラーを起こして「降格」状態になったら、新たに2台のドライブを用意して RAID を構成し、「降格」状態の RAID から、データをそっくりコピーする、という操作をしたほうが、時間もかからず、安全ではないかと思われます。



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