LIFE is PHOTO Masa Takahashi

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町民の、町民による、町民のための観光

2018年04月26日 | 旅行

町民の、
町民による、
町民のための観光

四万十町にぎわい創出課が募集していた外国語パンフのプロポーザルに、

「プロフェッショナルチームShimsnto Town with 四万十町観光協会」として、

企画提案をしたが、残念なことに落選した。


私たちの提案は、町民が望む観光にするためには、

住民不在の観光ではいけないと強く説いた。

「持続可能な観光」

「営みで魅せる観光」

「暮らしこそが観光」を強く押し出した。


四万十町観光協会の日本語パンフと同じコンセプトが、

外国人向けパンフにも必要だとといた。

観光は、シティープロモーションと一体でなければいけない、とも説いた。

受け入れる側の準備、態勢までも、私たちは請け負うと企画書に書いた。


にも関わらず、四万十町は、台湾に支社を持つ町外企業を選んだ。

290万円もの税金をみすみす町外に放り投げたことになる。


四万十町役場HPの写真や移住関連のようなボランティア価格の時だけ、

町民に頼っておいて、本丸の予算がつく施策は、町外企業に丸投げする。

もちろん一部の職員の意識の低さがこういう結果になっていることは分かる。

そうではない職員がいることも分かる。


しかしだ。

国の重要文化的景観に選ばれていることの意味も咀嚼せず、

町民の観光意識の自覚も促すこともせず、

いきなり台湾で宣伝だけする。

それが、本当に町民が心から望む観光になると思っているのだろうか。

あるいは、ただ単にパンフ作れば観光施策の出来上がり

とだけしか考えていなかったのかもしれない。


四万十町よ、
どこを向いて仕事をしているのか?

核となるコンセプトも考えず、大手企業の表面的な観光対策に乗っかり、

予算消化して終わり的な施策は、もうそろそろ辞めにしないか?

僕たちの提案のコアな部分を、審査員と役場職員は理解出来なかったのだろうと思う。

馬には馬語で話しかけなければいけなかったのに、

念仏を唱えてしまった僕たちの戦略ミスでもある。

せめて僕たちの提案を機に、コンセプト無き施策の愚かさに

気がつくきっかけになってもらえれば、まだ救われるものだが、

果たして…

地元民として、今日の結果ほど情けないと思ったことはない。



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