歴史と旅と少しのグルメ

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歴史探訪記2010(福島県大内宿)

2010年01月31日 | まち歩き

1月中旬に大内宿に行ってきました。今では、国道118号線が会津若松へのメインルートですが大内宿を通る会津西街道が、会津若松と日光を結ぶ主要ルートでした。かつては参勤交代や物流の拠点として栄え、本陣や旅籠が並んでいたそうです。明治維新後は、街道から外れ、人の往来も途絶えましたが、これにより、今の大内宿の風情を残せたともいえます。各母屋もトタン屋根やアルミサッシに変わっていたそうですが、重要伝統的建造物保存地区に選定されてからは、茅葺き屋根に戻したり、舗装道路を撤去し、水路を復元するなど、地元の努力により、かつての町並みが蘇ってきています。多くの観光客でにぎわう大内宿も今は静寂の時を迎えています。各母屋は民宿やお店を営んでいますが、今はシーズンオフで開いている店はほとんどありませんでした。観光客も見あたらず、雪一面の宿場町の風景をしばし眺めて有意義な時を過ごすことが出来ました。2月の第2土・日曜日に「雪祭り」が開催されるそうです。時代衣装を着けた仮装大会もあるそうです。皆さんも江戸の町並みを残す大内宿に行ってみてはどうですか。

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雪の大内宿。子安観音堂から。タイムスリップしたような眺め。

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江戸時代の街道としては広いですね。両脇は水路が復元されています。

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風情のある茅葺きの母屋


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