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かみつけの里古墳祭り(高崎市)

2012年10月27日 | インポート

  10月20日、秋晴れの下、群馬県高崎市でかみつけの里古墳祭りが開催されました。
このお祭りは最近の研究成果を踏まえた、「王の儀式」の再現劇を、ボランティアにより上演するものです。古墳を眺めたり、近くの博物館で出土品を見学できたりするのは全国各地で見られることですが、古墳の被葬者者の権力継承の儀式、または葬送の儀式を復活し間近でみることはほとんどありません。
この意味でこの意識を発掘調査結果に基づき再現した高崎市教育委員会の若狭係長を中心とした取り組みはすばらしいなと感じました。
古代装束を纏った人々が収穫を神に感謝する儀式などを行う様は1500年前にタイムスリップしたようでした。
ここは復元した古墳などがあり、子供連れの方も楽しめますし、地元の方の協力で手入れをしてるコスモスも満開でした。隣接するかみつけの里博物館では企画展も開催中です。
気持ちのいい秋、是非群馬にお越しになり古代ロマンに触れてみてください。

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古代の祭事を復元。衣装も当時を感じさせます。

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保渡田古墳に葬られた当時の王。収穫、狩り、相撲など王の権威を知らしめる儀式が行われます。

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復元された石葺きの八幡塚古墳で王の権威を知らしめる儀式。1500年前の古墳時代を彷彿させてくれる貴重な儀式です。

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本日の復元儀式は、発掘された埴輪列から推測されて行われました。


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