夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

排卵日さん、サヨウナラ・・・。

2005-04-20 22:35:45 | 健康・体調。
殿方にはグロい話かもですので、
ご遠慮してもよろしくってよ!・・・デス。



毎日基礎体温。

月に数回通院。

とっても面倒で、とっても大変で、とっても難しい。

夫婦共にどこも悪くなくても
4年も子供ができないと他人にまで心配をかけるものなのですね~。

会う人会う人に「まだ?」とか「いい病院があるらしいよ!」とか。
最近は職場で
「桜の蕾はふくらんできましたが、
  おたふくさんのおなかはふくらんできませんね~。」
とか言われました。
「もともとふくらんでるもので・・・すみません。」
って、私が謝っちゃってるけど逆だよね?

でも、一番苦痛は親から。
遠慮も何もあったもんじゃなく、会う度に
「生理きてんの?」
「病院行ってるの?」
って、人前でもどこでも聞かれる・・・

確かに、結婚して一年生理が止まってたりはした。
今月は来るだろう、もうそろそろくるだろう・・・と思ってたら丸一年。

ある日、強力な尿意で目覚めトイレへ行ってビックリ。
したいのに出ず、搾り出されたように血が・・・!
(私はもう死ぬ!)(もう子供の産めない体になったんだ!)
(夫よごめんなさい!)(神様どうか助けて!!)
(どんな苦しみでも受けてたつので命だけは!)
(でも子供が産めなかったら夫は長男だし私が生きる意味がない!)
(離婚か!?)(引き留めてくれるだろうか?)(でも夫が不幸になる!)
って、本気でショックで様々な事が気になりました。

『可能性が1%でもある限り、どんな病気でも死ぬまで奇跡を信じて頑張る!!』
と、最寄で市内一と言われる産婦人科にTELし駆け込む。

「かなりひどそうですね・・・。」と受付時の言葉とは裏腹に、
「先生は診察時間前ですのでまだおりません。」(緊急なんだから呼んでよ!)
診察時間になったらなったで、
「予約1番の○○さ~ん、どうぞ~!」(って、妊婦の検診先カイ!)
と裏切られ続け、
頑張っても出ない強力な尿意に耐えられず立ったり座ったりトイレ行ったり・・・。
まあ検査してみて薬もらったら一日で治まったんですがね・・・膀胱炎
(生まれて初めての膀胱炎でしたし、症状の知識なかったモノで・・・。)

笑い話にもならない様な
ホントにたった一人で勝手に生死を彷徨った一日でしたが、
それがきっかけで婦人科へ定期的に通い
生理周期を作ってもらい、排卵誘発剤を飲みながら排卵周期もつくり、
あれから3年。

何故か排卵日には夫が、
翌日までかかる残業になったり、年に数回の外せない飲み会だったり、
発熱、ぎっくり腰、花粉症で息が出来ない・・・という様なすばらしいタイミング。

きっと私達には、子供が出来る『時』というものがまだ早いのだ。
その『時』がくるまでは何をしてもダメなのだ。
・・・という気がします。

それに
『あきらめた頃に出来るっていうから気にしないでいよう!』
と、基礎体温も週2~3回、通院もサボっちゃってみた今月。

何にも考えず気にせずでいて、
ある朝ふと「?」と思い基礎体温計ってみたら
『おととい低いのに今朝はこんなに高い・・・卵ちゃんは夕べ!?』
と気づいてしまいましたがもう遅い。

一人でサークルの花見へ飲みに行き、
日付が変わって数時間後にようやく帰り、
30にして生まれて初の二日酔いなるものを体験した朝なんですもの・・・
                                    

排卵日さん、今月もサヨナラです
(夫よ、今回は私がゴメンナサイの番でした・・・怖いから直接言えないケド。)




母と。

2005-04-20 13:55:36 | おでかけ日記。
親孝行のマネゴトですが、森山良子コンサートへ実家の母と行ってきました

彼女は更年期障害による人間不信(自己診断ですが)で自宅で人目を忍ぶ生活。
甘い誘い(おかずのおすそ分け等)で会えば、夫(おたふくの父)の愚痴。
リバース&エンドレス。
聞くほうも苦痛。
「その件は昨日も聞いたよ!」と言えば
「あら、そうだった?ごめんね!」と言いつつ続ける・・・。

あまりに酷い時はたしなめる。
すると無言で涙を流し続けるか、「今は精神的な病気だから!」と攻撃してくる。

娘の私はあまりに苦痛で嫌悪さえ感じる時も・・・。
原因の父にも、今を変えようとしないで不満だけ当り散らす母にも。

それでも親子。
他の誰にも頼る問題ではないし、邪険にしたら永遠にいなくなりそうな恐怖もあり
時には重い気持ちを割り切って連れ出す。

昨年は仙台の七夕へ連れ出した。
どこがどうだかわからない田舎者二人。
ビルごと手芸店の店舗を、最上階から下まで見て一日経ってしまった

アーケード街でお茶すると、
「都会はいいなぁ~、知り合いの目を気にせず歩けて楽しいな~。」
と嬉しそうだった。
駅まで歩く時もはしゃいで手をつないできたり・・・客観的にも気持ち悪い二人連

子供のままなのか、子供に返るのか。
年をとるって年齢じゃなく生活習慣なんだなぁと思います。
家の外に出る。人と会う。会話をする。
それが少ないとどんどん加齢が加速していく様に感じます。

「森山良子のコンサートに行く?」と聞いたとき、
「いいねぇ~!」と即答した母。
「お父さんもいない日だから丁度いいし!」と2人でお出かけ決定!!

そういえば流行に無頓着な両親は、私が子供の頃から
 森山良子
 フランク永井
 ザ・ピーナッツ のカセットテープを繰り返し車の中で聴いていた。(今も車にある!)
(おたふくの年代で歌える人って貴重だよね?)

二人でコンサートに行くには安全運転で2時間の距離。
早めに出発し、開場の一時間も早く着く。
途中で買ったパンを駐車場で食べ(焼きおむすびパンなるもの食べた!)
開場30分前に扉の前に立つ。(勿論一番でした。)
そして会場。ホールに入るのも一番。

「コンサートに来るのも初めて、並ぶのも一番、入るのも一番!」
とはしゃぐ母。

休憩時間には、「お母さんお金出すからCD買ってきな!」とノリノリ。
(給料日前だから何も買わない!と売店素通りで見向きもしてなかったのに!)

やっぱり身内が元気になるのは嬉しいな~
と大満足の娘。

そして帰りの車の中、
「娘の運転で出かけられるなんてね~」の感謝感激から始まり、
二時間後には、
「あんたはお父さんに似て、やさしいけど冷たいトコもある!」で締めくくられたのでした。

人の話を聞き流して生返事って良くないとは思うけど、
時と場合というか相手と内容にもよるんじゃないかなぁ・・・。