夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

小千谷市へ行ってきました。

2005-04-24 23:59:31 | おでかけ日記。
地震後はじめて小千谷市へ行ってきました。
くしくも翌日は地震から丁度半年となる日に・・・。

ただ、分刻みで人と会う予定が詰まっていて市内の中心部へは寄れませんでしたが、お世話になった知り合いの住む地区へ行ってきました。

新潟在住時には、お店屋さんなのに
「買わずに貯金していなさい」「出前頼んだから食べていきなさい」
と何かと親切にしてくれた上、
福島に引っ越してからの、年に数度だけの小千谷通いにもかかわらず、大花火大会の桟敷席を譲るから来るなら寄るようにと言ってくれたり!
お言葉に甘えて花火を見に行った翌月にあんな事があるなんて・・・。

地震後、一週間待ち携帯に電話入れた時は
「震度5以上のは立ってられない」「地面にしがみつくので精一杯」
「怖い」「家に入れない」「雨が心配」「情報が何も入らない」
「家の前の道路が、どちらに行っても1kmほどで崩落している」
「電話も充電出来ない、けど天気だけが心配だから教えてほしい」
という事でパニックぎみだったけど、最後に
「絶対店を再建しますので、その頃になったら是非また遊びに来てください!」
と言ってた社長さん。

そして半年後。
連絡もしないまま不安な気持ちで会えるかどうかもわからずに訪ねてみて、
自宅を失くしていながらも奇跡的に無傷の店舗で(全体が25cm沈んでいましたが)元気に迎えていただき感激
「これから家も店舗も建てる!」「それまでは近くに中古で家を買う!」
と意欲的な様子にこちらが元気をもらう勢いでした。
(有言実行という言霊のチカラか!)

ただ周りを良く見ると民家が潰れていたり、民家があった場所が更地になっていたりしているし、道路の路肩が崩れていたり、かなり広い斜面が表面だけ滑り落ちていたり、橋が工事中だったり、廃材を積んだトラックが行きかったり・・・。
家を建てるのには、今の家を片付けて崩してから建ててで何千万とかかるのに、補助が出るのは数百万ということで、中高年の年代で家を建てるのを諦めた人も多いようです。

その心中を考えると切ないです。

傷は深く大きく、そこを乗り越えていくには大変大きなエネルギーを必要とする。
人によりそれは、お金だったり、気持ちだったり、体力だったり・・・
辛い時ほど自分自身の足りない所が身にしみるんですね。

「まとまったお金とか何もお手伝い出来なくて、わずかな募金や募金集め、支援イベントへの参加位しか出来なくて・・・。」と言う私達に、
「ありがとうね~!それがみ~んな私達にきてるからね~!!」
なんて言ってもらった。
今まで何の連絡もしていなかったけど、ずっと心配していた気持ちを少し受け取ってもらえたみたいで本当にうれしかった!
本当に大変な状況にもかかわらずそんな言葉が出せるお人柄に尊敬
(自分が同じ立場だったらそういう言葉が出てきたろうか・・・自信ない。)

お金ないけど、せめてめいいっぱい買い物しよう!!と意気込んだのに、
今帰ってきて計算すると『全商品6~7割引き?』・・・
                                     
やっぱり小千谷大好き

一生小千谷を応援していく
(何も出来ませんが、気持ちだけは!!)