夢民―ゆめたみ―

現実逃避といわれようと、
日々の生活の中に
心地よきことや楽しきことを探し
記録してみるカナ。

母と。

2005-04-20 13:55:36 | おでかけ日記。
親孝行のマネゴトですが、森山良子コンサートへ実家の母と行ってきました

彼女は更年期障害による人間不信(自己診断ですが)で自宅で人目を忍ぶ生活。
甘い誘い(おかずのおすそ分け等)で会えば、夫(おたふくの父)の愚痴。
リバース&エンドレス。
聞くほうも苦痛。
「その件は昨日も聞いたよ!」と言えば
「あら、そうだった?ごめんね!」と言いつつ続ける・・・。

あまりに酷い時はたしなめる。
すると無言で涙を流し続けるか、「今は精神的な病気だから!」と攻撃してくる。

娘の私はあまりに苦痛で嫌悪さえ感じる時も・・・。
原因の父にも、今を変えようとしないで不満だけ当り散らす母にも。

それでも親子。
他の誰にも頼る問題ではないし、邪険にしたら永遠にいなくなりそうな恐怖もあり
時には重い気持ちを割り切って連れ出す。

昨年は仙台の七夕へ連れ出した。
どこがどうだかわからない田舎者二人。
ビルごと手芸店の店舗を、最上階から下まで見て一日経ってしまった

アーケード街でお茶すると、
「都会はいいなぁ~、知り合いの目を気にせず歩けて楽しいな~。」
と嬉しそうだった。
駅まで歩く時もはしゃいで手をつないできたり・・・客観的にも気持ち悪い二人連

子供のままなのか、子供に返るのか。
年をとるって年齢じゃなく生活習慣なんだなぁと思います。
家の外に出る。人と会う。会話をする。
それが少ないとどんどん加齢が加速していく様に感じます。

「森山良子のコンサートに行く?」と聞いたとき、
「いいねぇ~!」と即答した母。
「お父さんもいない日だから丁度いいし!」と2人でお出かけ決定!!

そういえば流行に無頓着な両親は、私が子供の頃から
 森山良子
 フランク永井
 ザ・ピーナッツ のカセットテープを繰り返し車の中で聴いていた。(今も車にある!)
(おたふくの年代で歌える人って貴重だよね?)

二人でコンサートに行くには安全運転で2時間の距離。
早めに出発し、開場の一時間も早く着く。
途中で買ったパンを駐車場で食べ(焼きおむすびパンなるもの食べた!)
開場30分前に扉の前に立つ。(勿論一番でした。)
そして会場。ホールに入るのも一番。

「コンサートに来るのも初めて、並ぶのも一番、入るのも一番!」
とはしゃぐ母。

休憩時間には、「お母さんお金出すからCD買ってきな!」とノリノリ。
(給料日前だから何も買わない!と売店素通りで見向きもしてなかったのに!)

やっぱり身内が元気になるのは嬉しいな~
と大満足の娘。

そして帰りの車の中、
「娘の運転で出かけられるなんてね~」の感謝感激から始まり、
二時間後には、
「あんたはお父さんに似て、やさしいけど冷たいトコもある!」で締めくくられたのでした。

人の話を聞き流して生返事って良くないとは思うけど、
時と場合というか相手と内容にもよるんじゃないかなぁ・・・。
                                     


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