信州山里だより

大阪弁しか話せないの信州人10年目。限界集落から発信している「山里からのたより」です。

キュウリのつけ汁

2007年08月06日 22時40分29秒 | Weblog
夏本番。セミの鳴き声の種類も急激にふえました。ミーンミンミンミーンはもちろん、ジーーーー、カナカナカナ、それにスウィ・スウィ・スウィも。
畑の野菜たちは、水分蒸発を少しでも少なくしようと葉をしおれさせていますが、水田のイネの葉は元気よく、あのイネ独特の匂いを漂わせながらピンと空に向かって伸びています。『命』を感じるこんな景色が大好きで、こういうのを見ると「田んぼ、作っときゃよかったな。来年作ろうか」と思うのですが、その時期になるとリンゴに追われてできないんですよねぇ。まだまだだめですねぇ。

植物だけでなく、人間たちも動きはじめています。
山肌をぬう道路に『品川』『大宮』『千葉』『練馬』『川崎』『横浜』…などの他県ナンバーが増えてきました。家族の乗った車のルーフ(屋根)や後部シートにはお土産なのか、キャンプ用品なのか、荷物が随分詰まれています。
こうした車を見ると「信州、楽しんでください」と、なぜかしらこちらの気持ちも歓迎モードになってきます。

でもこうした暑い季節に注意しなければならないのが熱中症。体に熱が篭るのが大きな要因の一つ。
そこでキュウリの出番です。外出時には、ペットボトルのお茶に加えてキュウリと塩少々。これは山歩きには欠かせません。キュウリのある成分が体に篭った熱を取り除いてくれるとか冷やしてくれるとかいうことだそうです。
で、季節がら、たまたまラジオで聞いたキュウリ料理からヒントを得て、たまたまそうめんでこれを試したところ、実にうまかった。ぜひ皆さんお試しあれ。

レシピは実に簡単(レシピほどではありません)。そうめん・冷麦でどうぞ。ソバではどうかな、これはまだやってません。
① 畑の肥やしにしかならない、ぶっとーいキュウリをおろしがねでおろす
② 市販のそうめんつゆをまぜる
③ 好みでワサビを入れて、そうめんを浸けて食べる
これだけのこと。
一味だの七味だのありますが、試したところワサビがよく合うように思いました。
キュウリの青さも見た目の清涼感がありますが、この青臭さがなんとも言えずうまかった。おかんに追加を頼んだほどです。
キュウリの青臭さが苦手という人もいますが、もったいないですねぇ。

ちなみにラジオの料理は
① キュウリをおろしがねでおろす
② ざるで、かす(?)と汁に分ける
③ 汁に薄口しょうゆと塩少々を加える
④ あついご飯に③をかけていただく
これでご飯3杯はいく、ということですが、私は保温していたご飯で試したからなんでしょうね。ふうーん、という感じでした。
では、また。
(Since 24/07/2007)