すべり性腰痛症

すべって転んだわけでもないのに腰痛を引き起こす場合があります。
歩いていて床の濡れているところに足が着地した時に、そのまま前に滑っていくもので、だいたいが足の股の後ろが肉離れを起こしたように痛みが出るのですが、場合によっては腰にくることがあります。
脊椎すべり症という病気の腰痛はありますが全く違うものです。
これは腰骨自体が滑ってずれるものです。
こういう状態になって、すべての人が腰痛を発症するということはありません。
しかし痛みはもともとないのに腰骨がすべっているとか、ずれているとかお医者さんから聞かされると驚いて、ちょっとした違和感が痛みのように感じて気になる方もおられます。
実際に、高齢者で腰椎がきれいに並んでいる方をみたことないので、そういう方がいたらこっちが驚きます。

みのもんた氏も腰痛で手術されましたが、病名は「脊柱管狭窄症」だったと思います。
この病気は加齢によると言われてますが痛みのでない方もおられます。
みのもんた氏の場合は精神的ストレスも悪化させているんじゃないかともいます。
けっこう失言が多いようで、余裕でやっていても精神的にダメージを受けるんだと思います。
これは口がすべっったことによるものですね。

精神的ストレスによる腰痛ですが、腰痛の半分以上は原因がわかってないようで多くは心因性ということが言われてます。
じゃあ腰にいくら治療しても意味ないのかというと、やり方によると思います。
患部に心地よい刺激を与えることで血流改善は当然ですが、
快感を受けた脳は交感神経の緊張を緩めるとともに、
脳内モルヒネを分泌することにより鎮痛効果が得られるのではないかと思います。

ある落語家がいて、検査しても異常がないのに腰痛を発症することがあるというのです。
主治医がいろいろと問診をしていくと、落語を一席してから痛みが起こるということがわかったようです。
さらに詳しく調べると、お客さんの反応が影響しているようで、笑いがとれなかったり、うけなかったりすると痛みが出るようです。
そこで主治医は「話しがすべらないように」とアドバイスしたということでした。