「雑誌が煽る「飲んではイケナイ薬」にだまされてはイケナイ!」という記事まで出てきて、「医療の現場では、いついかなる時も飲んでほしくない・飲んではいけない薬なんて、そうそうありません。
」と言っています。
週刊現代で連発している医療に対しての異論だと思われます。
雑誌の表現を真に受けて、自己判断で薬をやめることは非常に危険で、多くのケースは、薬を使うセッティング(状況)がよろしくないだけであり、薬そのものが害というわけではないのというのです。
このように週刊現代の記事に異論をとなえる人の意見の中には、一つに国の政策にのっかっているということを指摘する方もおられました。膨大な医療費を削減するには薬を減らす方法もあるでしょうが、こうなると製薬会社からの税収が減ることも考えられます。
下種の勘繰ではありますが、国としてはそこを天秤にかけて、薬を減らした方がよいと考えたのではないかと思いました。
具体的な異論としては、コレステロールが高い患者に、出されるスタチン(クレストール、リピトールなど)は意味がなく有害であるという意見に対して、LDLのものすごく高い人のなかには頸動脈が詰まりかけているケースが多々あるので、そういう患者にはスタチンは必要ということです。
また2型糖尿病は、高血糖に加え、軽度に上昇した血圧や中性脂肪、コレステロールが脳卒中や心筋梗塞のリスクを引き上げるので、血圧やコレステロールの薬は必要ということです。
また血圧の薬で戦後、脳卒中はかなり減っているという事実があるという先生もおられました。確かに血圧を下げると欠陥が破裂することはないというのは実にわかりやすいですね。たとえ血圧が下がりすぎても人間の体は必要に応じて血圧を上げるそうです。
ただ血液が隅々まで行き届かず起こる脳梗塞は10倍に増えてますがこれはどうなんでしょう?
認知症治療薬も問題視されてますが、投薬により元気がなくなった人のカンフル剤的使い方では問題ないどころか、新聞を読まない人が再び読むようになったり、笑わなくなっていた人に笑顔が戻ったりするという事例もあるようです。
長期間、飲まないほうがいいと言われているものの中には、急にやめると危険なものもあります。
抗不安剤や睡眠剤、神経痛を和らげるリリカなどは、急にやめると
禁断症状が出て症状が増悪する場合があります。
じゃあお医者さんは自分自身または、家族に対して薬の処方はどのようにしているかという疑問がわいてきます。そのへんも次回書いてみたいと思います。
数日以内にアップします。