明日は何をしようかな…

趣味の手芸や読書などのことを中心に、日々の生活のことも書いてみたいと思います。

読書メモ 『植物図鑑』 (ブクログから転載)

2012-01-12 | 読書メモ

有川 浩
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日:2009-07-01
読後、頭がほわーんと…
なんだろう、この感じ…
しばらく考えてみると、
昔、毎月楽しみに読んでいた少女漫画が
最終回を迎えたときに感じた感覚に似ているかも…
と思い当たり、スッキリ♪

こんな出会い方が有りか無しかはさておいて、
唐突に始まった【さやか】と謎の青年【イツキ】との同居生活、
植物を通じて少しずつ距離を縮めながらも謎のままの【イツキ】。
二人の微妙な距離感にドキドキしながら読み進めつつも
植物に対する【イツキ】の真摯な態度に感心したり、
こんなサイクリングは楽しそう…と、引き込まれたり、
おジャマ虫の【さやか】の同僚に拍手したり←秘密♪
山あり谷ありの二人の行方が気になって、
後半は一気に読んでしまいました。

番外の『ゴゴサンジ』『午後三時』にも涙でした。

もちろん野草料理の数々にも心惹かれましたが、
だれかを思って料理すること、作ってもらった料理を食べること、
これが家族の基本なのかな、などと思いました。
それと、胃袋を掴む…これって男女問わず有効なんだわ(^^ゞ
ご飯は丁寧に作らねば、と再認識した本でした。

【さやか】と【イツキ】はどんな家族になるんだろう…と
二人の今後にも興味津々(^^)
         
ブクログから転載してみましたけど
そのままだと、レイアウトが、字が…
HTMLでこちらに引っ張ってくるのは難しい…
でも、時々備忘録的にこちらに転載することにします
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読書メモ

2011-12-18 | 読書メモ
岸本 佐知子
筑摩書房
発売日:2007-01-25

三浦しをんさんの『ビロウな話で恐縮です日記』の中に出てきたので借りてみました。

この人の頭の中、面白い…現実と妄想のつなぎ目がわからないというか、何かをしながら考え事をしてる時ってこんな感じだよなぁと感心したり。それを文にできるって凄いことです。

足踏み式ミシンを描写した『マシン』はお見事♪

『フェアリーランドの陰謀』には思わず納得、私も妖精にやられてるかも。

『毎日がエブリデイ』もこういう感じのこと、ある!ある!…と、ひとり納得。

『Don't Dream』は【そんぽ24】のCMで解決済みでは???

その他の作品も何度読み返してもクスッと笑ってしまいます。
なるべく買わない主義の私だけど、買っちゃおうかな…(^_^)
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読書メモ 『蠅の帝国』

2011-09-21 | 読書メモ

『蠅の帝国』
 帚木蓬生 

新聞の広告で興味を持ち、すんなり予約できた1冊。

図書館利用の難点は
発売から購入まで時間がかかるし
『入ってる!』と思った時には予約がいっぱい

今回、順番が回ってきたと連絡があったのはお盆前。
読むにはタイムリー過ぎる時期…

さまざまな立場の軍医さんの目から見た終戦前後の様子が
短編の形をとって描かれていました。

自宅のあたりが空襲に遭っているのを知りながら、
次々に運ばれる怪我人の処置に追われる軍医さん

南方で終戦を迎え、捕虜の扱いについて
戦犯として裁判にかけられる軍医さん

満州の医学校を繰り上げ卒業となり
戦線に投入され、終戦も知らず逃げ回る軍医さん

広島の『新型爆弾』による死因を解明するために
派遣され、解剖に励む軍医さん

…などなど、
そこで語られているのを聞いているような、
実際にその場所で見ているような、
そんな錯覚に何度も陥りました。

正直に言えば、非常に重く
何度も読むのをやめようかと思ったぐらい



人を助けるのが仕事のはずの医師が
(単純に言えば)人を殺す戦争に駆り出される…

その矛盾を突き詰めて考える隙も与えてくれない戦争の流れ、
恐ろしいと思いました。

軍医さんに限らず、
戦後、こうして体験を語ることができた方々は、
本当に紙一重で帰ることができた方々なんだなと
つくづく思いました。

この悲惨な戦争体験を後世に伝えねば!と
語ってくださる方々も勇気もさることながら
体験したことが辛すぎて語れない方々の気持ちも
少しわかったような気がします。

軍医さんの存在を何の不思議にも思っていなかったけど、
既存の軍医が多くいたわけではなく
勤務医はもちろん開業医も志願せざるを得ない状況に追い込まれ、
医学生も士官の地位が約束される
軍医依託学生という名目で訓練を受け、卒業後は軍医…

そういうことだったのね…の連続の1冊でした。

満足度:

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読書メモ 『ちょこっと和のある暮らしがなんだかとてもワクワクする!』

2010-02-19 | 読書メモ

 『ちょこっと和のある暮らしがなんだかとてもワクワクする!』   金子由紀子
長~いタイトル

実を言うと、間違えて予約した本ではあったのですが
せっかくなので読んでみました。

生活に和を取り入れると新鮮ですよ、的な感じで
いろいろな小物などを紹介されています。
略歴をみると同世代の方のようで
親近感があるようなないような…

私には目新しいものはあまりなかったのですが、
死蔵しているすり鉢を使おうかなと思ったり、
鰹節はパックのものではなくその都度削って使いたいなぁと思ったり…
食の部分では惹かれるものがありました。

そのほかには、
毎月旧暦でお祭りごっこをしてみようという提言があったり、
下手でも墨と筆でしたためてみる…ちょっとやってみようかなと思いました。
普段忘れている『和』をさりげなく
生活の中に取り入れられたら、メリハリがつくかな。

満足度:
     ↑
書いたとおり、目新しさはあまりなかったのですが
参考にはなるかもしれません。

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読書メモ 『ジーンワルツ』

2010-02-18 | 読書メモ

 『ジーンワルツ』 海堂尊

予約の1冊。
バチスタ関連の本ではあるのだけど、スピンオフかな。

マリアクリニックが閉鎖されるまでの最後の数か月を
帝華大学医学部から派遣されている助教 曾根崎理恵の目を通して描いています。

清川先生がライバル(?)として出てきます。

産婦人科医療を取り巻く問題…医師の不足、訴訟、人工授精から代理母の問題まで取り上げています。

でもこの人、小説という形をとって厚労省の批判がしたいのよね。

遺伝子の配列が3拍子のリズムを刻んでいる、と表現していたから『ジーンワルツ』のようですが
読んでいるうちに人間が遺伝子に踊らされているのかも…なんて思ってしまいました。


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読書メモ 『ウランバーナの森』

2010-02-18 | 読書メモ

 『ウランバーナの森』 奥田英朗

ウランバーナ…盂蘭盆会

うっかりするとジョン・レノンの軽井沢で本当にあった出来事のように読んでしまう…そんな本です。
それどころか、ジョン・レノンの本当の伝記かも…なんて思ってしまいます。

何といっても、作者は奥田英朗、後の『町長選挙』の原型かもしれません。
まともな伊良部先生といった感じの心療内科医も出てくるし…

ウランバーナってなんだろうと思いながら読んでいましたが、話がお盆にさしかかると
もしかしてウランバーナは盂蘭盆会(うらぼんえ)に関係ある?と気がつきました。

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読書メモ 『買い物71番勝負』

2010-02-18 | 読書メモ

『買い物71番勝負』 平松洋子 
花粉にやられ、無気力な今日この頃

こういう本なら軽めでサッと読めるかな…と借りてみました。

内容はというと、タイトルのまま、買い物にまつわる
エピソード満載のエッセイなのですが
はじめて聞くような品が目白押し。

高いものにはあまり興味がないから仕方ないか…
庶民的なものもボツボツ出てきますが

 むふふと思ったもの 

韓国のアカスリ手袋…おなじみの袋状のものではなく、ちゃんと5本指になっている
              ものがあるそう。韓国に行かねば!…日本にもあるかしら?

ル・クルーゼのお鍋…欲しいけど高い!欲しいけど重い!というわけで私が
             二の足を踏んでいる品の筆頭かも。先日、アウトレットにて
             シリコンの刷毛だけ買ってきました←小心者

エアーダスター…パソコンのキーボードのあいだの埃などをプシューッと飛ばす
           スプレーですね。以前の職場にありました。快感です

出町柳ふたばの豆餅…知ってはいるのだけど、食べたことはないのです。
               デパートに時々出店しているけど、整理券が出るし…
               暇にまかせて並んでみようかしら

ブリタの浄水器…我が家の愛用品です。以前はペットボトルの水を買っていたけど
           ゴミになる容器が気になって…と思ったところまで、著者と一緒
           でした

トワイニングのレディーグレイ…初めて飲んだ時、惚れました。著者は缶入りで
                   ないと!というこだわりがあるみたいだけど、
                   私はいただいたときだけ

麻のディッシュクロス…著者のは33cm角で1500円のもの。私が使っているのは
              1枚300円だったかの安いものだけど、それでも吸水力
              抜群です。毛羽もつかないし

切手…以前は記念切手が出るとそれとなくチェックして、デザインによっては
     著者と同じように少々買い溜めたりしてました。 が、いつの間にか
     メールが主流になり、わざわざ手紙を書く機会が減ってしまいました。
     便箋と封筒、そして切手の組み合わせを楽しんでいたのに…←遠い目

茶さじ…年末に妹と話していて『お茶を入れる時、いつもフタに出すからテキトー』
     と言っていたのを思い出しました。著者もそんな感じだったようで…今度の
     誕生日は茶さじをプレゼントしようかな、なんて思いました

満足度:
  ↑
若干、データが古いけど、著者のこだわりが面白く
お暇だったら読んでみてください…という感じです

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読書メモ 『おそろし』

2010-02-15 | 読書メモ

『おそろし』 宮部みゆき

dekichinさんの書評をみて面白そうだったので
即、図書館に予約しましたが、時すでに遅く…
手元に来るのに何カ月かかったのかしら、というぐらい待ちました。

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読書メモ 『新世界より』

2010-01-24 | 読書メモ

 『新世界より』 貴志祐介 

どこかで読んだ書評を頼りに予約したところ、届いたのは…


枕かと思うぐらいの大物でした。
貸し出し期限も3日後に迫り、これは見なかったとことにして
もう一回予約し直そうかとも思いましたが、新年早々つまづくのも
今年の行く末を暗示しているようで…

物凄い分厚さとは裏腹に、面白くてスイスイ読めてしまいました。
そうは言っても、初めの方は未来の生物学の教科書のようで
未来の生き物を想像するのはなかなか手強かったです

舞台は日本の関東地方のとある町、
呪術を自在に操ることのできる人間たちが生きる未来の話で…
早い話が、皆が陰陽師というような状態です。

呪術を操るようになるには徹底した管理の下、
学校に通い、教育を受け、訓練を積み重ね
(もちろん得意不得意の技も出てくるわけですが…)

と同時に、人間が人間を殺めることは絶対悪
などということを徹底して教え込まれていきます。
過去の文明の失敗を受け継がないという
教訓から来た事ではあるのですが、異常に厳重な書物の管理。

そして、いつの間にか姿を消す級友。
あるとき、好奇心旺盛な子供たちが結界の外で
バケネズミに遭遇したことをきっかけに、均衡を保っていた世の中の
バランスが徐々に崩れ始め、悪鬼によって町は壊滅の危機に瀕します。

悪鬼から逃れる手段を求めて、バケネズミ・悪鬼との攻防を繰り広げながら
ずっと昔に壊滅した【東京】の廃墟へ向かう かつての子供 早季たち。

【東京】が過去の文明になった理由とは?
バケネズミの正体は?
悪鬼は本当に悪鬼なのか?
結末は如何に???

手に汗握る、枕サイズの読書でした。

今の文明が滅びた後の世界を描いている作品なのですが
『本当にそうかも』と思わせる妙な説得力があり、
久しぶりに時間を忘れて読み耽る1冊でした。
一番怖いのは人間…しみじみそう思いました。

貴志祐介の本は『黒い家』と『ISOLA』しか読んだことが
ありませんでしたが、かなり分厚いことを除けばお勧めの1冊です。

分厚過ぎて本の真ん中が開きにくく、手首で本の角度を変えながらの
読書になったせいか、只今、軽く筋肉痛でございます。
後で知ったのですが、上下に分かれた文庫本も出ているようです。

満足度:

映像化して欲しいぐらいの気分ではありますが
ラストの【東京】探検のあたりは見たくないかも

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読書メモ 『分身』

2010-01-23 | 読書メモ

 『分身』 東野圭吾 
東野圭吾の漢字2文字シリーズ?

北海道に住む鞠子と東京に住む双葉。

人生に於いて何の接点もないはずの二人が
双葉がテレビに出た事によって引き寄せられていきます。
詳しくは書けないのですが
神様の領域に踏み込もうとする人間。
以前読んだ『変身』と根っこは同じなのかな…

昔、散々読んだ赤川次郎の面白さに科学のエッセンスをふんだんに
振りかけたのが東野圭吾なのかな…などと最近思います。

満足度:

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