SHAンパンでもいかが?

「最終楽章 気分はAdagio」
76歳の一人暮らし。

名指揮者

2023-05-18 07:50:00 | 日記
 

チェコのボヘミア地方の
ユダヤ人の家に生まれた
グスタフ・マーラーは
ウィーン音楽院で
学んだあと
指揮者として活躍し
37歳で
ウィーン宮廷歌劇場の
芸術監督になりました。

ウィーン宮廷歌劇場とは
19世紀中期に
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世
が建てた宮廷歌劇場で
管弦楽団は
世界トップクラス
のオーケストラで
ウィーン・フィルハーモニー
管弦楽団の母体です。
ヨーロッパの音楽会での
最高位のポストでした。

仕事に没頭していた
マーラーの前に
突如ウィーンきっての
美女であり
高い教養を持ちあわせた
アルマ・シンドラーが現れ
恋に落ちたマーラーは
4ヶ月後に結婚します。
当時作曲中だった
交響曲第5番に
急遽加えたのが
第4楽章
「アダージェット」
ハープと弦楽器だけで
演奏されるこの曲は
20歳年下の愛妻へ贈る
ラブレターでした。
楽譜の表紙には
「私の愛しいアルマ
私の勇気ある
そして忠実なる伴侶に」
記されています。




この曲ができた前年に
マーラに対する
ユダヤ人排斥運動が起こり
マーラーはウィーン・フィル
を辞任させられます。
しかし翌年には
22歳のアルマと結婚し
2人の子供に恵まれるなど
充実していました。

指揮者として高く評価
されていたマーラーは
アメリカのメトロポリタン
歌劇場の職を得て
ニューヨーㇰ・フィルの
指揮者に就任します。
ユダヤ人差別を
乗り超えて大成した
名指揮者でした。

マーラーが作曲家として
評価されたのは
20世紀後半にレコードが
普及してからで
生前は指揮者として
有名な人物だったのです。

交響曲第5番第4楽章
サー・サイモン・ラトル
ベルリン・フィル
(3‘38‘‘)











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2 コメント

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マーラー (たこちゃん)
2023-05-18 18:13:50
こんばんは。

今日の暑さといったら!
1ヶ月ぶりの仕事で8000歩超を歩いたら
帰宅してから、ぐったり。
昼寝して、甘いあんこと水をがぶがぶ。
家の中も28度。

幸せな家庭をもてた音楽家が
またひとり、ですね。
ユダヤ人を嫌う心情は、
無宗教?の私には、よく理解できない。

マーラーの曲は、ほとんど
聴いたことがないです。

さ〜て、ピアノ室のエアコンをいれて、
ちょっとだけ、練習します。
明日は、来週の分の2台8手のあわせ。
ランチつき。
Unknown (m-sha)
2023-05-18 20:42:01
たこちゃん、
こんばんは。

この暑さの中、8000歩?
タフですねぇ〜〜。(@_@;)

私は朝、草むしりした
だけ。
今日は学校もエヤコンを
かけていたようです。


マーラー氏、4歳で
長女を亡くし
晩年、若い美貌のアルマは
不倫でマーラーを
悩ませました。
幸せの絶頂だったのに
お気の毒でした。

明日は大雨で
寒くなるとか。
気温差が
激しすぎますね。
お大切に。

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