SS伊豆アカデミー〝サッカーで熱海盛り上げる〟

令和4年4月15日、スポーツニッポン、文字起こし

スポニチ静岡

SS伊豆アカデミー〝サッカーで熱海盛り上げる〟

(静岡)県社会人1部・SS伊豆と熱海市サッカー協会の協力で設立

観光の町にサッカー熱を。今年度から熱海市で小学年代
を対象とした「SS伊豆サッカーアカデミー」がスタートした。

伊豆を含む県東部を本拠に活動する県社会人1部・SS伊豆
と熱海市サッカー協会の協力で設立。熱海には現在公式戦に
出場する小学生チームがなく中学もクラブを含めてチーム
があるのは中体連の多賀中だけ。地元でサッカーがしたい
子供たちの多くは近隣の三島市や伊東市のチームに所属
している。SS伊豆の監督も務める片岡大輔(36)は
「サッカーがない町をサッカーがある町に変えたい」
と開校の理由を明かす。日頃から地域貢献に
尽力しており環境改善のため行動を起こした。

現在は約20人が参加。ほぼ全員がサッカー未経験者だ。
指導にはSS伊豆の現役選手も参加している。今季新加入の
DF鈴木海都(23)は熱海市出身。J1浦和ユースや流通経済大
などを経て今年は地元で現役を続けながら後進の育成にも
力を注ぐ。「自分が力になれるか分かりませんが、
地元のために貢献できるのはうれしい。状況が変わる
きっかけになれば」。三島市の向山SSSに所属する
DF安斎俊貴(熱海二5年)は「コーチは技術的なこととか
教えてくれて凄く優しい。チームとは別の仲間と一緒に
できるので楽しいです」と身近にできた新しい活動の場に喜んだ。

現在は週1日の活動。いずれはクラブチームとして登録する
ことも計画している。片岡代表は「熱海を盛り上げて
いきたい」と意欲を見せた。(加賀田篤)





6月23日（木）閲覧数:808PV　訪問者数:480人