原題:GHOST
製作年度:1990年
上映時間:127分
監督:ジェリー・ザッカー
出演:パトリック・スウェイジ 、デミ・ムーア 、ウーピー・ゴールドバーグ 、トニー・ゴールドウィン 、スーザン・ブレスロウ 、マルティーナ・デグナン
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
強盗に襲われ命を落とした男は、幽霊となって恋人の側に現れるが、彼女には彼の存在がまるで伝わらない。やがて自分を殺した強盗が彼女にも迫っている事を知った男は、彼の声を聞く事の出来る霊媒師の力を借りて危険を知らせようとするが……。
コメント:
嫁と初めて一緒に観た映画がコレだった。
というのも、嫁の一番好きな映画がコレだからである。
二人で最初に観た映画、とても感動したことを今でも覚えている。
僕も嫁と付き合う前から何度か鑑賞したことのある作品ではあった。だが、内容としては男がひとりで観ても大して感動もしないし、ちょっと異色のラブストーリーだな…という一言で片付けられてしまいそうなくらいベタな作品である。
だけどこの映画、一人で観るときと恋人と一緒に観るのとでは雲泥の差が生まれる作品なのだ。嫁と初めて観たとき、それまでは感動の欠片もなかった作品であったにも関わらずこのときの感情は全く違ったのだ。
なんというか、人を愛することのすばらしさ、言葉には表現できない愛の形、永遠の愛・・・そんな”愛”という大きなテーマがずしずしと心に伝わる作品なのである。
愛する彼が突然強盗に襲われて死んでしまうという悲劇から始まる本作。
もし自分が同じ立場だったらきっと立ち直れないだろう。
だけど死んだ彼が近くでずっと自分のことを守ってくれていたら?
触れることはできないけど気持ちはずっと傍にある。
もし本当にそんなことがあるのなら、それが本当の”愛”の力なのかもしれない。
僕は幽霊の存在を全く信じない性格だが、本作のような力が存在とすれば、それは”愛”の力が生んだものだと思うのだ。信じる気持ちが何かとてつもない大きな力となって助けてくれている。そうやって人間は何かに守られて強く生きていけるんだなぁと思えてしまうのだ。
嫁さんと観たあとはそんなことをつくづく考えていた。
いや~それにしても当時のデミ・ムーアは可愛い。彼女が出演していたというのも本作の大成功のおかげなのだろう。また本作でアカデミー助演女優賞を獲得したウーピー・ゴールドバーグのコミカルな演技が、ストーリーにとても絶妙なバランスを生み出している。
” オ~~マァイ,ラ~ヴ”の歌詞で有名なライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」に合わせて踊るシーンもかなり有名である。映像ではサムとモリーが踊っているように見えるけど、実際はモリーとオダ・メイが踊ってたりするんだよな、それ想像するとちょっとおもしろいけど…まあそんなことはどうでもいいか。
サムが"I love you"という思いをなかなか言葉にできない気持ちよくわかるなぁ~うんうん。実は僕も嫁さんにはっきり言ったことがなかったりして…なんか照れくさいんだよなこういう言葉。。。
まあその話は置いといて、"I love you"の返しに"I love you, too"とか"me too"じゃなくて"Ditto(同じく)"という単語を使っているところが本作のミソ。最初はサムの口癖みたいに使われていたのが、ラストでサムがモリーに初めて"I love you"と言ったとき、モリーが"Ditto"って返すところ、これ二人の合言葉みたいな感じでマジで最高にロマンチックなシーンである。まあ実際サムはすでに死んでいて現実的に見るとかなり悲しいお話なのだが、こういうやりとりは映画ならではの演出でとても感動的である。愛し合うことってすばらしいなぁと感じられる瞬間だ。
まだ本作を観たことがない人はぜひ好きな人と一緒に観るように!!
男ひとりで見てもあとから虚しくなる映画なのでご注意を★
製作年度:1990年
上映時間:127分
監督:ジェリー・ザッカー
出演:パトリック・スウェイジ 、デミ・ムーア 、ウーピー・ゴールドバーグ 、トニー・ゴールドウィン 、スーザン・ブレスロウ 、マルティーナ・デグナン
オススメ度:★★★★★
ストーリー:
強盗に襲われ命を落とした男は、幽霊となって恋人の側に現れるが、彼女には彼の存在がまるで伝わらない。やがて自分を殺した強盗が彼女にも迫っている事を知った男は、彼の声を聞く事の出来る霊媒師の力を借りて危険を知らせようとするが……。
コメント:
嫁と初めて一緒に観た映画がコレだった。
というのも、嫁の一番好きな映画がコレだからである。
二人で最初に観た映画、とても感動したことを今でも覚えている。
僕も嫁と付き合う前から何度か鑑賞したことのある作品ではあった。だが、内容としては男がひとりで観ても大して感動もしないし、ちょっと異色のラブストーリーだな…という一言で片付けられてしまいそうなくらいベタな作品である。
だけどこの映画、一人で観るときと恋人と一緒に観るのとでは雲泥の差が生まれる作品なのだ。嫁と初めて観たとき、それまでは感動の欠片もなかった作品であったにも関わらずこのときの感情は全く違ったのだ。
なんというか、人を愛することのすばらしさ、言葉には表現できない愛の形、永遠の愛・・・そんな”愛”という大きなテーマがずしずしと心に伝わる作品なのである。
愛する彼が突然強盗に襲われて死んでしまうという悲劇から始まる本作。
もし自分が同じ立場だったらきっと立ち直れないだろう。
だけど死んだ彼が近くでずっと自分のことを守ってくれていたら?
触れることはできないけど気持ちはずっと傍にある。
もし本当にそんなことがあるのなら、それが本当の”愛”の力なのかもしれない。
僕は幽霊の存在を全く信じない性格だが、本作のような力が存在とすれば、それは”愛”の力が生んだものだと思うのだ。信じる気持ちが何かとてつもない大きな力となって助けてくれている。そうやって人間は何かに守られて強く生きていけるんだなぁと思えてしまうのだ。
嫁さんと観たあとはそんなことをつくづく考えていた。
いや~それにしても当時のデミ・ムーアは可愛い。彼女が出演していたというのも本作の大成功のおかげなのだろう。また本作でアカデミー助演女優賞を獲得したウーピー・ゴールドバーグのコミカルな演技が、ストーリーにとても絶妙なバランスを生み出している。
” オ~~マァイ,ラ~ヴ”の歌詞で有名なライチャス・ブラザーズの「アンチェインド・メロディ」に合わせて踊るシーンもかなり有名である。映像ではサムとモリーが踊っているように見えるけど、実際はモリーとオダ・メイが踊ってたりするんだよな、それ想像するとちょっとおもしろいけど…まあそんなことはどうでもいいか。
サムが"I love you"という思いをなかなか言葉にできない気持ちよくわかるなぁ~うんうん。実は僕も嫁さんにはっきり言ったことがなかったりして…なんか照れくさいんだよなこういう言葉。。。
まあその話は置いといて、"I love you"の返しに"I love you, too"とか"me too"じゃなくて"Ditto(同じく)"という単語を使っているところが本作のミソ。最初はサムの口癖みたいに使われていたのが、ラストでサムがモリーに初めて"I love you"と言ったとき、モリーが"Ditto"って返すところ、これ二人の合言葉みたいな感じでマジで最高にロマンチックなシーンである。まあ実際サムはすでに死んでいて現実的に見るとかなり悲しいお話なのだが、こういうやりとりは映画ならではの演出でとても感動的である。愛し合うことってすばらしいなぁと感じられる瞬間だ。
まだ本作を観たことがない人はぜひ好きな人と一緒に観るように!!
男ひとりで見てもあとから虚しくなる映画なのでご注意を★