ボヤさわぎ

近所でボヤ騒ぎがあった。
正確にはボヤではなく間違い。

近くで消防車のサイレンが鳴っていた。
別に珍しい事じゃない。
ここに住んでると、一日2回は耳にするサイレンの音。
近くで止まったような気がしたけど、せいぜい1台くらいか？
救急車のサイレンも鳴っていた。でもどっかで曲がったぞ。
思ったよりも遠いか
野次馬根性出して見に行くほどでもないやろな～
そんなことを考えながら健杜とテレビを観ていた。

それから暫くするとインターフォンが鳴った。
母屋の隣の人、組長さん。

　「先ほどの火事はボヤやったそうなんで」

　は？火事？ボヤ？なんですと？

　「いちおう三役なんでお伝えしておかんとアカンでしょ。
　●●さん（町内会長）も留守みたいやし」

「あ、そうですね。
　留守なんで伝えておきます。ありがとうございます」

今年、そういや副会長やったわ
おまけに義父は消防団分団長や。知らんかったらかっこ悪い話や(笑)

そうか～ボヤやったんか。
どうりで近いと思った（さっきは遠い言うてたくせに）
見に行くと消防車が1台と救急車が1台止まっていた。

顔見知りの消防署の人が居てはった。
「居てはりますか？」
「お疲れ様です。今現場に出てはっていてませんわ」

いちおう間違いで何事もなかったらしい。
その旨を伝えてくれと言うて帰っていかはった。

ボヤ？
ボヤっていうのは、少しでも火が出たってことやね？
間違いというのは、誰かが間違って電話したってこと？
でも消防車も救急車も出動したやん。
現場に着くまで間違いとわからんかったんやろか？

我が家も一度（二度かな？）間違いで119番にかけたことがある
私がかけたんじゃなくて、子供が電話を触っていてかかってしまった。
でも普通、折り返し確認の電話がかかってくるはず。
かかってきたもの。隣の家に
子供が電話を触ったままなので話中だったらしい。
母屋の方にもかかったらしいけど、義母が洗濯かなにかで電話から離れていた。
なので結局隣の家にかかったらしい。
そこで間違いだと分かり出動は免れた。

今回のはなんでやったん？
間違い電話をしたという家のおばさんが出てきて話をしていた。
なんでも、年寄りが2階に住んでて電話をずっと持って離さない。
ここ数日、やたらと病院に電話をしていたらしく、
間違って119番にかけてしまったんだとか。
折り返しの電話もあったやろうけど、何の返答もないので出動。

そりゃわからんもんね～
年寄りが苦しんでて最後の力を振り絞り119番にかけたけど、
そのまま力尽きた・・・というパターンもあるやろ。
そうなら一刻を争うやんね。年寄りの苦しむ声に聞こえたのかもしれんし。

消防車が駆けつけた時、家の人は「は」という様子だったとか。

何事もなかったから良しやけど、
ハッキリ言うてかなりビックリしたと思うわ、家の人。

思うように身体の動かない年寄りに電話を持たせる。
病院に電話したり家の人を呼んだりする術。
持たせないと、物を投げたりそこらじゅうを叩いて呼ぶらしい。
ボケもきてるねんと家に人は言うてはった。

でも大事に至らなくてホントによかった。

小さくてもオス(笑)

昨夜は久々に健杜とビデオ屋に行った。
今日、新園児面接のため幼稚園は休みなもんで

毎回、ビデオ屋に着くとトイレに行きたくなる健杜。
トイレは店の一番奥。レジで鍵をもらいトイレに行くシステム。
慣れたもんで、「すいません、トイレの鍵かしてください」と
店員に鍵を借りてすっとんでく健杜。

レジに鍵を返した後、また店の奥に走っていく健杜。
「どこ行くの？」
「トイレ」
「もう終わって鍵返したんとちゃうの」
「ああ、そうやった。見てたん？」
「そんなに急いで奥に何しに行くの？」
「なんか面白いビデオあるかな～と思って」
「あっちにアンパンマンもドラえもんも置いてないで」
「・・・・・・」

その後も、度々姿を消す健杜。
店の奥に行ってるんですわ。

店の奥に何があるって？
アレですやん、アレっ


AVコーナーですわ～


1階は日本人のコーナー。2階が外人のコーナー。
毎度いなくなる健杜。店の中を探し回るけど、私は奥には行くのいややし、
パパに見てきてもらうとしゃがみこんでビデオを見てるらしい。
パパが声をかけると、びくっっと飛び上がって、
顔を見るなり逃げていくらしい(笑)

まるでやましい事を見つかったかのように

帰りの車の中、健杜に何処にいたん？と聞くと
モジモジ、ニヤニヤして何も言わない。
そこでパパが、「健杜、何のビデオ見てたんやっけ？」と尋ねると
健杜は「パパが言うてよ」とモジモジして言う(笑)
自分で言えば～とパパが言うと「ゆえへん（言えない）」と健杜。

「エッチなビデオ見ててんな～」と言われると、
「キャヒャヒャヒャ」と妙にはしゃぐ(笑)

　「やらし～ママのおっぱいが懐かしくなったんか？」
　「ちゃうわっ！！！」
　「幼稚園のお友達に言うたろ～」
　「あか～～～～ん！！！」

「もうあんまり言うたんなや」　

パパの助け舟が入った(笑)　さすが男同士

6歳児でも男は男なんですな。
思春期になったらコソコソとこういうの観るんやろうね。
なんかまだ想像つかんけど・・・


最後に健杜が、
「もう今度から健杜をビデオ屋に連れて行くのやめてな！
行ったらまた、（AVコーナーに）行きたくなるやん」