三姉妹?

2005-08-20 22:25:00 | FAMILY
明日は幼稚園の盆踊りということで
浴衣を着せようと出してきました。

去年は誰にも着せなかったので、一昨年に買ってもらった浴衣です。
やはり少し小さいようなので長女の浴衣は腰あげの部分を全部おろせば
なんとかちょうどくらいかなと思います。
次女の浴衣はさすがに短いですね
浴衣は少々短くても子供なら大丈夫だといいますがどうでしょう?
やはり新調するべきか・・・

娘たちが嬉しそうに羽織るのを見ていた健杜は
何を思ったか、長女が2~3歳の頃着ていた小さい浴衣を見つけ

「これけんとにちょうどいいんとちゃうん?」

と着ようとしました。
ちょっとまってくれ・・・女物だよ~と止めるまもなく
姉たちを見て当たり前のように羽織ろうとしてるじゃないですか(笑)

「これどこから手だすん???」

悪戦苦闘しながら姉たちに遅れまいと必死で着ています。

男の子はこんなん着ないねんでとはもう言えません。
でも明日も着るんだろか・・・ヤバイよ。

女女男という姉弟はこのへんの感覚が違うんでしょうね。
というか、ちゃんと教えたれよ~母

さあ、明日はどうするんだろうか・・・
青い浴衣だしイイか?!
もめるだろうな・・・

健杜の浴衣は・・・ありません

残された者に望むこと

2005-08-20 02:57:42 | DAIRY
パパの従姉妹が亡くなった。
私より5歳くらい年上だと思う。リンパ性急性白血病。
闘病生活1年3ヶ月の早すぎる死。

4年ほど前、彼女の母(義父の姉)も亡くなっている。

最後の挨拶で弟が言っていた。
「数年前亡くなった母が、五山の送り火の日に苦しむ娘を連れて行ったのだろう」

そう思わないとやってられない。
一時は安定し、一時退院して義弟の結婚式にも出席し、
散歩に行ったり食事にも出ることが出来たのに、急にまた入院となった。

亡くなる4日前にはお見舞いに行った義母と会話もしていた。
丹後の旅行から帰る日に急変したとの連絡が入った。

義母の姪になる。
家も近所なのでしょっちゅう姉妹で遊びに来ていて、
義母がとても可愛がっているというのが感じられた。

いつも穏やかにニコニコと笑っていて、子供たちが暴れていても
「怪我せんときよし~」と心配してくれていた。

演劇が好きでロミジュリのチケットが売り出されたときも
ドラマシティの先行葉書を貰ったことがある。
ハムレットのDVDを貸してあげると、竜也君の演技を絶賛してくれていた。

「いつか一緒に行けたらいいのにね」

そんな風に話していたのに。。。
義母のショックとは比べものにならないだろうけど、
私もお通夜に行って彼女の死を実感してしまった。


お通夜の後や初七日の後でお坊さんがお話してくれた。

仏様に手を合わすのは誰のためか。
亡くなった人は成仏してすでに浄土にいるから
極端に言えば拝んでもらってもどうでもいいことらしい。
南無阿弥陀仏と拝むのは生きている自分達のため。
その手を合わせる機会を与えてくれたのが亡くなった人。
亡くなった人が、生きている私たちに何を望んでいるのか。
どういう人間になって欲しいと望んでいるのか。
手を合わせて感謝する気持ちを大事にする人間になって欲しい。
亡くなった人を思い出すたびに手を合わせる。
その感謝の気持ちを忘れないで欲しいと。

難しい仏教の教えを簡単に説明してくださった。
私の解釈が合っているかどうかはわからないけど、
いつも穏やかに微笑んでいた従姉妹ならきっとそう思ってるだろうなと。

そのお坊さんもまだ若い方で、月命日に各家庭に参る時も
昼間に行くとたいがいが留守番のお年寄りばかりで緊張の連続、
その中でも従姉妹の家は、自分と年代の近い姉妹が迎えてくれたので
新米の頃にはホッと安心できたらしい。
いつも笑顔で迎えてくれ、気軽に話ができ本当に安心できたらしい。
時々言葉を詰まらせ話してくださった。

死に顔もとても穏やかでにっこりと微笑んでいた。
とてもキレイだった。

もう会えないというのがまだ実感できない。
ロミジュリのDVDが出たら見せて欲しいと言われていた(妹から聞いた)のに
まだ見てもらってなかったことが心残り。

義母も倒れそうなくらい憔悴していた。
忙しい日々が過ぎた頃にまた悲しみが襲ってくるに違いない。
でも悲しんでばかりいたら、それこそ成仏できなくなる。
私たちに望んでいるのはそんなことじゃない筈。
でも私でさえこんなに悲しいのに、身近な家族はもっと悲しいだろう。

手を合わるたびに彼女を思いだす。
どうぞ安らかに。