旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

名作はいつ見てもいいですね

2011-07-25 | 観たものレビュー

BSで映画「カサブランカ」をやっていたので、さっきまで観てたんですけど。

やっぱり名作と言われるものは、いつ見てもいいですね。

ハンフリー・ボガード演じるリックが超カッコイイ。
いや、ボギー本人もカッコイイんだけど。

前に、ウチの母が「二宮君ってハンフリー・ボガードに似てるね」と、衝撃的な発言をして以来、なんだかボギーを見ると、ニノとの共通点を探してしまうのですよ。
したら、今日「カサブランカ」を観てたら、なんとなくニノがこのリックを演じても似合いそうな気がしてきた。
てか、たしかに似てるかも。
どこが?と言われると困るんだけど(苦笑)、なんとなくね、なんとなく、表情とたたずまいが。

それとね、やっぱりイングリット・バーグマンってめっちゃ綺麗ですね。
うるんだ大きな瞳でリックを見つめる表情とか、ぽっちゃりした唇とか、すごく可愛くてしかも色気がある。
この瞳なら、「Here's looking at you,kid」(君の瞳に乾杯)って言いたくなるよなあ。

それより。
私、何度かこの映画を見てるはずなんだけど、ラストシーンを勘違いしてた。
こんな前向きでサバサバした男同士の友情で終わるラストシーンだったとは。

なんかね、愛するイルザへの想いを断ち切って、自分が犠牲になる、みたいな切ないラストだと思ってたんだけど、最後の最後で、リックとルノー署長、男2人が肩を並べて、これからのことを語りながら、朝霧の中へと消えていく場面に、ちょっと驚いた。
いやあ、私ったら、今まで何を見てたんだろ?
素敵なラストシーンですよ。親ナチスドイツのヴィシー政権へ背中を向けて、自由へと向かって歩き出す男2人。
昔は、これには何も感じなかったんだなあ。いや、感じなかったというか、記憶になかったんだよね。
どっちかというと、リックとイルザのラブストーリーの方に目が向いてたんで、イルザとその夫のラズロを乗せた飛行機が飛び立つのをリックが見送る場面が、私の中で「Fin」のイメージだったからね。
三角関係のラブストーリーだけじゃなくて、とても深い意味を持つ映画だったんだなあって、いまさらながら気づきました。

まあ、でもなんだかんだ言って、この映画の一番の主役はやっぱり「As Time Goes By」のメロディーですよね。
超名曲。めっちゃ大好き。ピアノでも弾きたくて、映画音楽のスコアを買いましたよ。
でも、ホントは自分で弾くんじゃなくて、男の人に弾いてもらいたいけど(笑)

昔の映画を見てると、なんだか贅沢な時間を過ごしてるような気がするんだけど、そう感じるのは私だけ?(笑)