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夏はやっぱり

2008-07-23 | 観たものレビュー
劇団☆新感線のネタモノでしょー!

と思ってたら、今回はじつは「ネタモノ」じゃなかったらしい。

「SHINKANSEN☆RX 五右衛門ロック」

えーと、たしかにそうですね。タイトルに「RX」と入ってるところを見ると「SHIROH」や「メタルマクベス」と同じロックミュージカルですね

でも、出演の松雪泰子さんが制作発表会見で「今回はネタモノなので嬉しい」(3年前の『吉原御免状』はシリアスものだったので)という発言をしたっていうじゃないですか、出演者でさえ「夏+新感線=ネタモノ」とカンチガイしてしまうわけですよ、観客だってカンチガイしますわな。

てか、いのうえひでのりさんと中島かずきさん以外の人たちはネタモノだと思ってたと思うのよ、そう思ってしまう理由の一つが、主演が古田さんだからなんじゃないの?という話はさておき


行ってきましたよ今日のマチネー公演。
今年いっぱいで閉館となる新宿コマ劇場まで。



幟が立ってるのがなんだかドサ廻りの「巡業公演」みたいでカッコイイ!

てか、古田さんの五右衛門ヘアが……異様にデカクね?


さて、この新宿コマ劇場。舞台が独楽みたいにまわるからコマ劇場と名づけられたというのは豆知識ですけども、新宿コマ劇場といえばね、やっぱりサブちゃんに代表される「演歌の殿堂」ですよ。
その演歌の殿堂が揺れるほど大音量でロックが流れるなんざ、いやいや粋だねー


まだ公演中ですし、これから8月は大阪公演も待ち構えてるので、ネタバレは一切避けますけども。

言っちゃってええですか?

ええですか?



ハンパなく面白すぎっす!



幕が開いた瞬間から、もうワクワク度数が急上昇しましたよ!

ま、ま、ま、誤解のないように言っときますが、新感線の舞台は毎回ドキドキ、ワクワクするんですよ、んで、毎回毎回「最高っ!」って思うんですよ。

ただ、最近はシリアス路線も多いもんだから。
特に今年初めに観た「IZO」なんて、もう重たい重たい。


まさか、その反動か?!


って思ってしまうほど、この「五右衛門ロック」はとにかく、はっちゃけてます。
そう、はっちゃけてるけど、でも!ネタモノじゃないんで、わりかし複雑な話になってます。出演者も豪華だし。

名前がタイトルになってるので分かりやすいですが、五右衛門風呂で有名な大盗賊、石川五右衛門がこの芝居の主役。
演じるのは、もちろん古田さんなんだけど、これがまたね、もう完全にメタボなんだろうけど、とにかく男の色気をいかんなく発散してくれるわけですよ。
トーマが古田さんを見て「太ったほうがカッコイイのかな」とうっかり錯覚してしまうのも致し方ないと思う。

芝居のストーリーは、石川五右衛門がじつは釜茹での刑から逃れて生きていたとしたら?という設定で作られたものなので、もうなんでもあり!なわけですよ。
新感線ではテッパンの、その存在そのものが笑いの塊でしかない橋本じゅん、変わることのない粟根さんのメガネ(笑)、松雪さんの脚線美とそれに負けない色気で迫る高田聖子、森山未来のタップダンス、江口洋介のギターと歌、川平慈英の歌にダンス、北大路欣也の……の…の……圧倒的な存在感(笑)

とにかく、のっけからごっついハイスピードでテンション最強マックスで突っ走ってる舞台。もちろん、笑いも満載。でもなにより、歌が最高に楽しい!
ノリがいい曲だと、私たち客席でも自然と手拍子が出るんですよね!
江口洋介のソロんときは、一緒に「ラララ…」って歌っちゃったりなんかして?!


いやもう本当に楽しかった!!




そしてね
毎回、新感線の舞台を観るたびに思うのですよ



新感線の舞台に立ってるシゲを見たい!



というわけで、今回もアンケートにしっかりお願いしてきました。
今後、新感線の舞台に出てほしい人という質問に

「NEWSの加藤成亮くん」

新感線の舞台以外で面白かった舞台は?という質問に

「 『こんなんやってみました。』 絶賛上演中!」



私もしつこいな



でもねえ、ついついなんだけど、時々ね、森山未来をシゲに脳内チェンジして妄想してしまう、わたくしの悪いクセを治すには、新感線の舞台にシゲに出てもらうしかないわけですよ。
ええ、へたな言い訳ですけども、それがなにか?!



最後に。幟たちを紹介。

 古田さんの前に立ってる彼女…ちょっと気をつかってね

 じゅんさんの幟。後ろの写真もじゅんさん。

 大御所のお隣に粟根さんのお名前が!…出世しましたね…