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語学はタイヘン

2006-01-31 | ほかの話
ものすごーーく久しぶりーーに、フランス語の勉強を再開してみました。
ピアノと違って、こちらのブランクはたかだか2年程度、とはいえ、以前の8割程度は忘れているような状態。
リュミエールの文法参考書を広げて、「とりあえず最初から」と、フランス語の発音記号を見ているうちに、29日のJ-WAVEの「Growing Reed」での話を思い出しました。

明海大学の井上史雄教授を招いてのお話でしたが、よく日本語は漢字が複雑で、話ことばに主語がないし、曖昧な表現も多いから外国人が学ぶのは難しい、だからそれを使いこなせる日本人は実はすごい、とか言う話がありますよね。
岡田君もそういう点から「日本語は簡単なんですか?」という質問をしてましたが、それに対して井上教授は「漢字や平仮名、カタカナなどのこと考慮しても、日本語はそれほど難しい言語ではない」と答えていました。
井上教授曰く、昔は学ぶ価値がないからと日本語を学ぶ外国人が少なかったのだけど、それは日本人にとっては悔しいこと。それで『日本語は難しいから、外国人は学ばない』といって自尊心を満足させていただけなのだそうです。

へえ~~~

と夜中の放送だったこともあって、ウトウトした頭で「そういうものか」とあまり考えなかったのですが、今、フランス語を勉強しながら、日本語は難しくない、という話になんとなく納得が。

まあ漢字の習得はともかく、話し言葉として見たときに、日本語は非常にシンプル。
だって母音が5つしかないんですよね。しかも5つとも違いのはっきり分かる母音。
フランス語は、母音だけでも12。口の開き方と舌の位置が微妙に変わるだけなのですが、母音のほかにも鼻から空気を抜く鼻母音が4つ、母音が二つ連続したときの半母音が3つ。全部で19の母音があるわけですよ。
日本語は「あいうえお」の母音に「かがさざただなはばまやら」の12の子音をつければいいわけですから。
「箸」と「橋」のようなイントネーションの違いはあれど、発音の違いがないのが日本語なんですよね。
だから、外国人が東北弁や関西弁を話せるようになることも可能なんだなーと。
「f」と「v」や「o」と「a」と「e」、「th」とか「r」と「l」の発音の違いで、単語の意味が変わってしまう英語などと違って、イントネーションさえ覚えれば問題のない、シンプルで分かりやすい日本語。

日本人が外国語を学ぶのに苦労するのは、ごく当たり前のことなのです。
(ちょっと自分勝手な結論かもしれませんが)
外国語を勉強しているみなさーん!一緒にがんばりましょー!!