ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

家族の誕生

2009年04月14日 | 韓国映画
 久しぶりの韓国映画。
 もっと、アットホーム的な映画を想像していたが、全く違った。3つの関係がないような物語りが進み、オムニバス映画のよう。しかし、最後に人間関係が結びつくという構成だ。
 冒頭のシーンは列車で隣同士で出会う若い男女。新しいカップルの出会い。場面変わって、日本人観光客を案内する若い女性観光ガイド。このシーンの意味は不明。

 最初は、一人暮らしの姉ミラ(ムン・ソリ)の家に5年ぶりに弟ヒョンチョル(オム・テウン)が帰ってくる。しかし、弟は年上の女ムシン(コ・ドゥシム)を連れて来た。そして、しばらくすると、その女の連れ子までやって来て一緒に暮らすことになるが、弟に働く様子は全くない・・・・

 中盤は、日本語で観光ガイドを勤める一人暮らしの娘ソギョン(コン・ヒョジン)。性格がきつくて彼氏と別れたばかりだ。母は帽子やを営むが、どうも愛人生活で幼い子供もいる。ある日、母の旦那が、彼女の病気を告げる。余命わずか・・・さて、娘の行動は・・・

 後半は、美人で誰にでもやさしい彼女チェヒョン(チョン・ユミ)。彼氏のヒョナ(イム・ジョンウン)はそれが我慢ならない。男の嫉妬かと思っていたが、どうももっと深刻のようだ。誰とでも寝る「軽い女」なのだ。一度は別れるも、田舎に帰る彼女を追いかけてしまう。彼女の実家は、1話の家なんである。開けっぴろげな彼女の実家は彼を受け入れる。
うん? 彼女の母は最初の姉ミラ?。いや、ムシンか?・・・すると、彼女は連れ子なの???

 観終わるとなるほどと感心させられてしまう憎い脚本。そして冒頭の意味が解らなかったシーンは、最後の部分を暗示していたようだ。DVDなので最初の10分を見直して、それが解った。見直さなければ、きっと解らないだろう。
 好き嫌いが別れる映画だが、私は好きな映画だ。しかし、正直なところ、いまだに中盤との関連が理解できていないのだ。悔しい。もう一度見直すか。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: FAMILY TIES
製作年度: 2006年
監督: キム・テヨン[監督]
上映時間: 118分
キャスト:ムン・ソリ、オム・テウン、コ・ドゥシム


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