ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

自民党の復元力

2009年07月24日 | 日記
 ジャーナリストの二木啓孝氏が「内憂外患」で「自民党の復元力」というコラムを掲載している。

http://news.www.infoseek.co.jp/special/j-is/hotjournal0907_006.html

 ここで、彼は次期衆院選で、自民党が180議席取らなければ、公明党との連携や地方議会との信頼を無くし、復元力を無くす可能性が高いと指摘している。
 そして、解散から、投票日までの40日間という長丁場の選挙期間は、自民・公明に有利で、民主に不利だと指摘する。
 その理由として、
(1)都議選の結果は、衆議院選に当てはめるのは間違いだ。「新鮮味」はすでにない。
(2)民主党に勝たせすぎたかな? という「揺り戻し」がある。
(3)自民党議員のドブ板選挙の底力
をあげている。そして、自民党候補が「政権交代」を目前にして「自分党」としてフル稼働し、民主党の候補者がメディアの当落予想に安心してしまえば、手痛い結果になる・・・と警告する。

 まさに、正論である。現状では「政権交代」は決定的な情勢かもしれないが、まだ、投票日まで、38日もあるのだ。まだ、安心できないという一抹の不安は、指摘通りだ。
 さらに、外交・防衛政策が具体的になるにつれ、野党勢力の結束の乱れ、マニフェストの矛盾が追求され、対応いかんでは信頼感を損なう場面も出るかもしれない。

 「政権交代すべし」という立場に変わりはないが、民主党には、納得のいく「日本の将来ビジョン」を示してほしいと願うばかりだ。

となり町戦争

2009年07月24日 | 邦画
 第17回小説すばる新人賞に輝いた、三崎亜記原作の同名の小説を映画化した話題作。となり町同士の戦争に巻き込まれて行く一般市民の恐怖をユーモたっぷりに描く。“ことなかれ主義”の主人公を演じるのは『戦国自衛隊1549』の江口洋介。彼を戦争に加担させる役場勤務の女性を『紙屋悦子の青春』の原田知世、その弟を『どろろ』の瑛太が演じるなど俳優陣も粒ぞろい。静かな町にじわじわと忍び寄る戦争の気配に引き込まれる。

 ちょっと、期待外れ。となり町がいがみ合う根拠が希薄だし、真面目に演じる演技にもしらける。救いは、清楚な原田友世を見られたことか。

おすすめ度  ★★☆☆☆

製作年度: 2006年
監督: 渡辺謙作
上映時間: 114分
キャスト:江口洋介、原田知世、瑛太