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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

「西遊記・リローデッド」

2007年12月26日 | 映画
 沙車城という街に到着した三蔵法師一行は熱烈な歓迎を受けるが、妖怪の襲撃に遭い弟子たち3人は捕えられてしまう。ニコラス・ツェーら香港のトップスター共演によるSFファンタジーアクション。
 まず、驚くのは映像がきれいだと言う事。おしゃれだ。そして楽しめる。孫悟空達が主役だと思っていたが、実は三蔵法師が中心でストーリーが展開する。
 最初に出会った不細工な妖怪の娘が変身するのは予想できたがワクワクする。これは、若い世代を対象に創った映画だろう。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: A CHINESE TALL STORY
製作年度: 2005年
監督: ジェフ・ラウ 上映時間: 103分

「イノセント・ワールド」

2007年12月25日 | 映画
 詐欺とスリを、なりわいとする生活から足を洗おうと、恋人ワン・ポー(アンディ・ラウ)と決別したワン・リー(レネ・リュウ)。車も通らない大平原を歩いていた彼女は、偶然通りかかった純朴な青年シャーケンに助けられる。その後、列車の始発駅でワン・ポーと再会したところへ、出稼ぎで貯めた大金を持ったシャーケンが現れ、一緒に旅をすることに・・・

 中国本土で、圧倒的な人気を誇るフォン・シャオガン監督が放つアクションエンターテインメント。純朴な青年が持つ大金をめぐって、プロの泥棒たちの攻防をスリリングに描き、2005年の正月映画として同時期公開の『カンフーハッスル』をしのぐ大ヒットになった。主演は香港のトップスター、アンディ・ラウ。台湾の演技派女優レネ・リュウ、シャオガン作品の常連グォ・ヨウが共演。狭い列車内で繰り広げられるスリ合戦の妙技も必見。この映画、映像がきれいだ。そしておしゃれ。アンディ・ラウも若くてかっこいい。

おすすめ度  ★★★★☆

原題: A WORLD WITHOUT THIEVES/天下無賊
製作年度: 2004年
製作国・地域: 中国
上映時間: 116分



「フリーダム・ライターズ」

2007年12月06日 | 映画
1994年、ロドニー・キング事件を機に起きたロス暴動直後のロサンゼルス郊外にある、ロングビーチのウィルソン高校に赴任してきた英語教師エリン(ヒラリー・スワンク)は、問題が多く、基本的な学習能力さえない生徒たちを担当することになる。しかも、生徒たちの間では人種間の対立が激化し、むなしい争いが繰り広げられていた。

『ミリオンダラー・ベイビー』などで2度のアカデミー賞主演女優賞に輝いたヒラリー・スワンクが、初めてプロデュースを手掛けたヒューマンドラマ。実在の英語教師とその生徒たちによるベストセラーを基に、人種問題がはびこる過酷な環境に生きる若者たちと、彼らを思う教師の感動の物語を描く。監督は『パリ、ジュテーム』にも参加したリチャード・ラグラヴェネーズ。実話ならではのさわやかな感動が味わえる。

正直、つまらない映画だと思っていた。何故なら、実話だということ。人種差別がテーマで重い・・・。ただヒラリー・スワンク観たさにdvdを借りたのである。結果は、あっと言う間に引き込まれてしまった。生徒達の過酷な体験にも驚かされるが、英語教師エリン(ヒラリー・スワンク)のキャラが爽やかでいい。彼女がプロデュースした作品と知ってまた驚いた。これからの活躍に注目したい。

おすすめ度  ★★★★★

原題: FREEDOM WRITERS 製作年度: 2007年
製作国・地域: アメリカ 上映時間: 123分



「北京ヴァイオリン」

2007年11月29日 | 映画
 チェン・カイコー監督の傑作「北京ヴァイオリン」(映画)を再び観た。久しぶりだったので、内容はほとんど忘れていたが、最後の駅のシーンはかろうじて覚えていた。

 ドラマ化され、現在NHKでも放映中でもある。DVDでは4巻8話まで出ている。ドラマでは、チュンの役が違ってはいるが、父親役のリウは同じだ。ドラマでは、時間がたっぷりあるので、父親像がより詳しく描かれている。刑務所に入っていたり、警察の追われている設定となっている。映画の場合は、父親は犯罪者ではない。そして、充分な内容である。ドラマは、展開が遅くイライラすることも・・・と、思いつつも5巻目が待ち遠しい。

 二回目を観て、思ったことは、やはり傑作だということだ。ドラマと比べられるせいか、内容がよく理解できており、無駄がない映画づくりにさらに感動をした。

あらすじはこうだ。

 中国北部の田舎町。13歳のチュンは父と2人暮らし。チュンは、彼が幼いころに亡くした母の形見であるヴァイオリンを上手に弾き、周囲で評判になっていた。父リウはそんな息子に質の高いヴァイオリンの教育を受けさせ一流のヴァイオリニストにしてあげようと、必死に働き金を貯めていた。ある日、2人はコンクール出場のため北京へとやって来る。惜しくも5位に終わったチュンだったが、彼の才能を確信したリウは、有名な先生の個人授業を受けさせるため北京に移り住むことにする。そして、音楽教師チアンの情熱的な指導の下、チュンも練習に励むのだったが…。


おすすめ度  ★★★★★(映画)

原題: TOGETHER
製作年度: 2002年
監督: チェン・カイコー
上映時間: 117分
キャスト・スタッフ/タン・ユン、リウ・ペイチー、ワン・チーウェン


「東京タワー」

2007年11月12日 | 映画
 リリー・フランキーが亡き母への思いをつづって、200万部を超える大ベストセラーとなった同名の自伝小説の映画化。監督を『さよなら、クロ』の松岡錠司、脚本をリリーと同郷の松尾スズキが担当し、社会現象的なブームにまでなった原作の映画化に挑んだ。主人公の“ボク”にオダギリジョー、“オカン”にベテラン女優の樹木希林。昭和から平成を見つめてきた東京タワーをめぐる母子の深い愛情のドラマに胸打たれる感動作。どこか頼りなくナイーブな主人公を演じたオダギリジョーがハマリ役。

 1960年代。3歳のボク(オダギリジョー)は、真夜中に玄関の戸を蹴破って帰ってきた酔っぱらいのオトン(小林薫)にいきなり焼き鳥の串を食べさせられてしまう。オトンに手を焼いたオカン(樹木希林)はボクを筑豊の実家に連れ帰り、妹の“ブーブおばさん”の小料理屋を手伝いながら、女手一つでボクを育て始めるのだった。

 この映画、田中裕子がオカンの役をしたバージョンがある。その映画もなかなか良かった。いや、どちらかと言えば、古いバージョンの方が好きだ。ボクの役は大泉洋だがこれもオダギリより良かったと思う。ただ映像は新しいだけあって、こちらの方が良かった。オカン(樹木希林)が病院で苦しむ姿が痛々しい。母を思い出した。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度: 2007年
製作国・地域: 日本 上映時間: 142分

「ダイハード4.0」

2007年11月09日 | 映画
ブルース・ウィリスが悪夢のような事件に遭遇しながらも知恵と体力を駆使して巨悪と戦い抜く、大人気アクションシリーズ第4弾。ウィリスは人間味あふれる主人公ジョン・マクレーンを演じるほか、製作も兼任。『アンダーワールド』のレン・ワイズマンを監督に迎え、全米を襲うサイバーテロの野望に立ち向かう最強に“運の悪い”男の不死身の奮闘を活写する。閉鎖的な空間での死闘が多かった前作までに比べ、カーアクション満載の豪快なアクションの数々に圧倒される。

デジタルによって制御されている全米の都市機能の壊滅を狙う謎のサイバーテロ組織が動き出し、システムがテロによって攻撃されようとしていた。アメリカ政府ですら機能不全に陥ってしまう緊急事態のなか、これまで幾度となく危機を救ってきた元刑事のジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が、再び事件解決に乗り出す。

 迫力あるカーチェイスはもちろん、ヘリコプターは出てくるわ、戦闘機は出て来るわでお楽しみ満載。前半の見どころは、車でヘリを撃墜するところか?そして後半は、戦闘機に狙われるシーンだろう。高速道路はずたずた、痛快で笑える。気の強い娘役(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)やマイリン役(マギー・Q)もかわゆい。要チェックだ。

おすすめ度   ★★★★★

原題: LIVE FREE OR DIE HARD
製作年度: 2007年
製作国・地域: アメリカ
上映時間: 129分
監督:レン・ワイズマン
製作総指揮:マイケル・フォトレル 、ウィリアム・ウィッシャー
音楽:マルコ・ベルトラミ
脚本:マーク・ボンバック
キャスト:ブルース・ウィリス(ジョン・マクレーン)
ジャスティン・ロング(マット・ファレル)
ティモシー・オリファント(トーマス・ガブリエル)
クリフ・カーティス(ボウマン)
マギー・Q(マイ・リン)
シリル・ラファエリ(ランド)
メアリー・エリザベス・ウィンステッド(ルーシー・マクレーン)
ケヴィン・スミス(-)
ジョナサン・サドウスキー(-)
クリスティーナ・チャン(-)


「ALLEAYS 続・三丁目の夕日」

2007年11月07日 | 映画
 日本アカデミー賞ほか数多くの映画賞を総ナメにした感動の大ヒット作『ALWAYS 三丁目の夕日』の続編。前作終了から4か月後、昭和34年に春の夕日町三丁目に住む人々の姿を描く。パワーアップしたVFX技術により東京駅、羽田空港、日本橋、また当時開通した、こだまもリアルに再現。情緒あふれる風情で物語を引き立てる。キャストは前作に引き続き吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希ら豪華な面々が勢ぞろいする。VFX技術と俳優の熱演が融合し、あらゆる世代が共感できる感動のドラマに仕上がっている。

 昭和34年、東京オリンピックの開催が決定し、日本では高度経済成長期が始まろうとしていた。黙って去ったヒロミ(小雪)を思い続けながら淳之介(須賀健太)と暮らす茶川(吉岡秀隆)のもとに、実父が再び淳之介を連れ戻しに来た。

泣ける場面が2度あった。ヒット作の続編の場合、一作目にはなかなか勝てない場合が多いのだが、この映画は違った。その理由は前作で実らなかった茶川(吉岡秀隆)とヒロミ(小雪)の恋が成就したことが大きい。完全なるハッピーエンドであり、充実感が大きかったからである。3作目も期待したいと思う。

おすすめ度  ★★★★★  

製作年度: 2007年
上映時間: 146分

「ゾディアック」

2007年11月03日 | 映画
解説: アメリカ犯罪史上最も危うい連続殺人鬼と言われる“ゾディアック・キラー”を題材にした話題作。ゾディアックに関わり、人生を狂わされた4人の男たちの姿を描く。監督は『セブン』のデビッド・フィンチャー。『ブロークバック・マウンテン』のジェイク・ギレンホールが、事件の謎を追い続ける風刺漫画家を演じる。徹底したリサーチを基に練り上げられたサスペンスとしても、4人の男たちの生き様をリアルにつづった人間ドラマとしても楽しめる。

あらすじ: 1969年、自らを“ゾディアック”と名乗る男による殺人が頻発し、ゾディアックは事件の詳細を書いた手紙を新聞社に送りつけてくる。手紙を受け取ったサンフランシスコ・クロニクル紙の記者ポール(ロバート・ダウニーJr)、同僚の風刺漫画家ロバート(ジェイク・ギレンホール)は事件に並々ならぬ関心を寄せるが……

感想:実際にあった話しと聞いて愕然とする。何年にも亘り解決しないこのような事件は、他にもいっぱいあるのだろう。こだわり続ける人間がいて、真相が究明されるということが解る。ジェイク・ギレンホールの演技に引き込まれる。

おすすめ度   ★★★★☆

原題: ZODIAC
製作年度: 2006年
監督: デヴィッド・フィンチャー
上映時間: 157分
キャスト:ジェイク・ギレンホール、マーク・ラファロ

「プロジェクト・グレイ」

2007年11月01日 | 映画
地球に似た星に移住するため、冷凍保存されて向かうクルー。しかし、予定より早く解凍されてしまう。そこには侵入者がいた・・・知らない星に不時着して危機を逃れるも、その星にも敵意を持つ宇宙人がいた。

なんのこっちゃ・・・ゴリラのような人を食う侵入者・・・は勘弁してほしい。

久しぶりに知らずしてB級映画を観てしまった。

おすすめ度  ★☆☆☆☆

原題 PROJECT GREY
製作年度 2007年
上映時間 -
監督 クリスチャン・ブレイズ 、クリスタル=ドーン・ロサレス
出演 クリスチャン・ブレイズ 、ジャスティン・スティルウェル 、アリソン・ワーニカ 、T・J・リレイ 、ミッツィ・サディウス

「パッチギ ラブ&ピース」

2007年10月27日 | 映画
大ヒット作『パッチギ!』のキャストを一新し、さらにパワーアップした、涙と笑いの感動作第二弾。今回は舞台を京都から東京に移し、三世代に渡り受け継がれる壮大な家族史と命の輝きを描く。2200人を超えるオーディションで見事主役に抜てきされた『GO』の井坂俊哉と『さくらん』の中村ゆりが、前回の俳優たちに負けない熱演をみせる。井筒監督が自身の前作を超えると豪語する熱い人間ドラマに胸が締め付けられる。

この映画評判は今一つのようだが、面白かった。在日朝鮮人の差別とパワーを前面に出した作品はやはり異彩を放つ。ハチャメチャの乱闘シーンとヒロインの中村ゆりのかえる口が印象的だった。

おすすめ度  ★★★★★

製作年度 2007年
上映時間 127分
監督 井筒和幸
出演 井坂俊哉 、中村ゆり 、西島秀俊 、藤井隆 、風間杜夫 、キムラ緑子

「300」

2007年10月24日 | 映画
『シン・シティ』でも知られるフランク・ミラーのグラフィック・ノベルを基に、スパルタの兵士300人がペルシアの巨大軍と戦う姿を描いたアクション超大作。監督は『ドーン・オブ・ザ・デッド』のザック・スナイダー。屈強なスパルタの王レオニダスを『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラーが演じる。色彩のバランスを操作し、独特の質感になるよう画像処理を施した斬新な映像美とともに、屈強な男たちの肉体美も見どころとなっている。

バッタバッタと殺す様は、普通なら気持ち悪くなるはず・・・しかし、全編独特の色あいの処理の為か、それほどでも無い。ストーリーは単純だ。『シン・シティ』は、今一つ 理解できなかったが、この映画は納得できた。

おすすめ度  ★★★★☆

原題 300
製作年度 2007年
上映時間 117分
監督 ザック・スナイダー
出演 ジェラルド・バトラー 、レナ・ヘディ 、デヴィッド・ウェンハム 、ドミニク・ウェスト 、ミヒャエル・ファスベンダー 、ヴィンセント・リーガン

「ツォツィ」

2007年10月23日 | 映画
アパルトヘイト後も続く南アフリカの過酷な現状と、未来への希望を見つめ、第78回アカデミー賞外国語映画賞を受賞した感動作。社会の底辺で暴力に明け暮れてきた少年が、生後間もない赤ん坊と出会ったことで人間性に目覚めてゆく姿を描く。監督は、本作の成功により次回作でメジャーデビューを果たす南ア出身のギャヴィン・フッド。監督は本作の成功でメジャーデビューも決まった南アフリカ出身の新鋭ギャヴィン・フッド。アパルトヘイト後もなお続く過酷な現状を描いたリアルなドラマと、主人公の少年を演じて圧倒的な存在感を見せつけた新星プレスリー・チュエニヤハエに注目。

貧しいスラムを舞台に暴力と犯罪で生きるツォツィ。ある日、車を盗むと後席には赤ん坊が・・・
連れて帰ったが、おしめを変えたり、ミルクを飲ませたり、大変な日々となる。仲間との友情や確執など、いろいろあって、結局は両親の元に返す決心をするが・・・

今迄に見た事がないようなスラムの生活が印象的だ。

おすすめ度   ★★★★☆


原題 TSOTSI
製作年度 2005年
上映時間 95分
監督 ギャヴィン・フッド
出演 プレスリー・チュエニヤハエ 、テリー・フェト 、ケネス・ンコースィ 、モツスィ・マッハーノ 、ゼンゾ・ンゴーベ 、ZOLA

「家門の危機」

2007年09月25日 | 映画
田舎ヤクザの跡取り息子と敏腕美人検事が恋に落ちたことから巻き起こる騒動を描いたコメディ映画。『人形霊』で長編映画監督デビューを果たした新鋭チョン・ヨンギがメガホンを取り、お家存続の危機を迎えたヤクザの跡取り問題をコミカルに演出する。最初は女性に関心を示さない主人公にドラマ「天国の階段」「輪舞曲~RONDO~」で知られるシン・ヒョンジュンがふんし、コメディ俳優としての才能を開花させたはじけた演技が見もの。

シリアスな映画かと思ったらずっこけた。3兄弟のやろとり、兄に「オレンジの英語は何だ?」と聞かれて弟が「デルモンテ」と応えて「じゃあ、サンキストは?」という 兄のやりとりには笑ってしまう。シン・ヒョンジュンのボケ方が面白い。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 MARRYING THE MAFIA II
製作年度 2005年
上映時間 115分
監督 チョン・ヨンギ
出演 シン・ヒョンジュン 、キム・ウォニ 、キム・スミ 、タク・チェフン 、コン・ヒョンジン 、イム・ヒョンジュン

「奇蹟の夏」

2007年09月22日 | 映画
実話を基に書かれたキム・ヘジョンのエッセイ「悲しみから希望へ」を映画化した感動作。『カル』の脚本家で原作者の妹でもあるキム・ウンジョンがシナリオを担当し、闘病により成長する家族の姿を描き出す。病気の兄役のソ・テハンはこれが映画初出演とは思えない迫真の演技をみせる。同じく映画初主演のパク・チビンは弟役を熱演し、2005年ニュー・モントリオール国際映画祭最年少の主演男優賞受賞者となった。

病気と闘う家族の日常が描かれているが、天真爛漫で時には人を傷つけてしまう弟の心の成長を中心にいろんなエピソードが絡んで進行する。実話と聞いて切ない思いがよぎる。

おすすめ度  ★★★☆☆

原題 LITTLE BROTHER/HELLO BROTHER
製作年度 2005年
上映時間 97分
監督 イム・テヒョン
出演 パク・チビン 、ペ・ジョンオク 、パク・ウォンサン 、オ・ジヘ

「バブルへGO!」

2007年09月21日 | 映画
バブルを知らないヒロインがタイムマシンに乗って1990年に戻り、バブル崩壊を食い止めるために奔走するタイムスリップ・コメディ。『私をスキーに連れてって』などを作ったホイチョイ・プロダクションズ制作となる本作は、バブルの絶頂期の東京を舞台に日本経済史上最も盛り上がっていた時代を追体験する。主人公の財務官僚に阿部寛、洗濯機タイムマシンに乗って旅する娘に広末涼子。バブル期の風俗文化を完全再現した映像も必見。

予想外に面白かった。マンガチックなストーリーだが、バブルの時代が懐かしく思い出された。当時の携帯電話はバカでかく、重かったが、持っていれば、一流のあかしだった。普通のサラリーマンはポケベルを持たされていた時代だ。

その頃、私は中堅の広告・印刷会社のサラリーマンだった。同僚の平サラリーマンでさえ、ゴルフ場の会員権を買い漁っていた事を思い出す。例えば、500万で買った会員権が今は2000万になった・・・とか、そんな話しばかりだった。また、会社の売り上げも前年比20%憎は当たり前であった。

企画・デザイン部の責任者であった私は、専門職のため営業のノルマは無かったが、率先してノルマを引き受け、月に1000万の売上げがあれば一人前と言われていた当時、コンスタントにその2培をクリアしていた。新規開拓も簡単だった。やる気があれば、可能な時代だったのだ。

異常ではあったが、夢がある時代だったのである。

この映画は、そんな懐かしい思いを彷佛とさせてくれる。

おすすめ度  ★★★★☆

製作年度 2006年
上映時間 116分
監督 馬場康夫
出演 阿部寛 、広末涼子 、吹石一恵 、伊藤裕子 、劇団ひとり 、小木茂光