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ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

コードネーム・ジャッカル

2014年01月06日 | 韓国映画

韓国人アイドル・グループJYJのメンバーで、日本のテレビドラマ「素直になれなくて」などにも出演したキム・ジェジュンが主演するラブ・サスペンス。伝説の女殺し屋がトップスターを拉致したことから巻き起こる、スリリングな誘拐劇やさまざまな人間模様が描かれる。キム・ジェジュンが人気歌手を演じ、対する天然な殺し屋を『背景、愛してます』のソン・ジヒョが熱演。メガホンを取るのは、『彼女を信じないで下さい』のペ・ヒョンジュン。“壊れた姿”を披露するなど、キム・ジェジュンが演技で見せる新たな一面はファン必見だ。

ある日、トップスターのチェ・ヒョン(キム・ジェジュン)が拉致される。連れ去ったのは、伝説の女殺し屋ジャッカル(ソン・ジヒョ)。ジャッカルはチェ・ヒョンを殺害しようとするが、周囲の人々の思惑が絡み合い、遂には警察が出動し、事態は思わぬ方向へと進んでいく。

DVD準新作。途中まではつまらない映画だと思って観ていたが、最後の10分で面白くなった。ジャッカルは誰かという答えなのだけれど、予想外の結末にやられたって感じ。

おすすめ度 ☆☆☆☆

原題: JAKAL

製作年度: 2012年

監督: ペ・ヒョンジュン

上映時間: 108分

キャストキム・ジェジュン、ソン・ジヒョ、ハン・サンジン


 
 

殺人の告白

2013年12月06日 | 韓国映画

テレビドラマ「検事プリンセス」「王女の男」などで人気の俳優パク・シフが、初の映画主演をこなしたサスペンス。突然自らの罪を告白した美貌の連続殺人犯と彼を執拗に追う刑事、そして凶行によって愛する人を失った残された者たちの物語を丁寧に紡ぎ出す。タフな刑事を熱演するのは、『黒く濁る村』などのチョン・ジェヨン。犯人と刑事の緊迫感あふれる心理戦や、リアルで躍動感あふれるチェイスシーンに圧倒される。

時効の成立後、イ・ドゥソク(パク・シフ)という男が、自分は15年前に世間を騒がせた連続殺人事件の犯人だと告白する。その後、暴露本を出版した彼はそのルックスの良さも味方し、一躍時の人として世間にもてはやされる。一方、ずっと犯人を追い続けてきたチェ刑事(チョン・ジェヨン)は、本の中にまだ解決されていない事件の真相の記述がないことを不審に思い……。

最後に、やられたって感じの謎解きがあり、妙に納得。面白い。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: CONFESSION OF MURDER

製作年度: 2012年

監督: チョン・ビョンギル

上映時間: 119分

キャストチョン・ジェヨン、パク・シフ、キム・ヨンエ


 

折れた矢

2013年12月02日 | 韓国映画

『ホワイト・バッジ』以来およそ20年ぶりのタッグとなる、チョン・ジヨン監督と韓国を代表する名優アン・ソンギによる法廷劇。2007年、実際に韓国でマスコミの話題をさらった事件をモチーフに、司法という巨大な権力に立ち向かう主人公の挑戦を映し出す。熱血弁護士を『シークレット』などのパク・ウォンサンが好演。実話を基に描かれる司法の問題点を指摘した内容はもちろん、ユーモアも交えて語られる展開に熱中する。

ひさしぶりの韓国映画。韓国の法廷映画は初めて観るが、面白かった。主人公のアン・ソンギが裁判長をやり込めるシーンは痛快。

おすすめ度 ☆☆☆☆

原題: UNBOWED

製作年度: 2012年

監督: チョン・ジヨン

上映時間: 100分

キャストアン・ソンギ、パク・ウォンサン、ナ・ヨンヒ


 
 

私は王である!

2013年06月17日 | 韓国映画

韓国で最も有名な王、世宗大王の史実に想像上のストーリーを融合し、大王の王子としての若き日々を描くコメディー・ドラマ。夢にも見なかった突然の王位継承に反発し、宮殿から逃避行する王子を演じるのは、『キッチン ~3人のレシピ~』などで日本でも人気のチュ・ジフン。『先生、キム・ボンドゥ』『ラブリー・ライバル』のチャン・ギュソンがメガホンを取る。初のコメディーで、王子と貧乏な青年の二役をこなしたチュ・ジフンの魅力に引き込まれる。

「王になった男」と似過ぎ、しかも同時期の配給とは?

これはこれで、面白いのだが、「王になった男」とごっちゃになってしまう。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: I AM A KING

製作年度: 2011年

監督: チャン・ギュソン

上映時間: 121分

キャストチュ・ジフン、イ・ハニ、イム・ウォニ


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王になった男

2013年06月17日 | 韓国映画

『G.I.ジョー』などへの出演により、国際派スターの仲間入りをした韓国の俳優イ・ビョンホンが初挑戦した時代劇。朝鮮時代の韓国を舞台に、陰謀渦巻く宮中で王の影武者を務める平民の男が少しずつ民のことを思いやる本当の王として尊敬を集めるようになる過程を映し出す。監督を務めるのは『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミン。一人二役で暴君と道化師を見事に演じ切ったイ・ビョンホンの演技力の高さに脱帽。

面白い。韓国の時代劇は面白いが、これはその中でも傑作と言われるだろう。ストーリーは、まさに黒沢映画の「影武者」がヒントになっているだろうけど、平民と王のギャップが面白いのだ。ハン・ヒョジュよかった。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆

原題: MASQUERADE

製作年度: 2012年

監督: チュ・チャンミン

上映時間: 131分

キャストイ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ


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神弓

2013年02月18日 | 韓国映画

1600年代の朝鮮半島を舞台に、朝鮮の弓士と清の精鋭部隊とのし烈な戦いを描き、2011年の韓国興行収入ナンバーワンを記録したアクション。清の精鋭部隊にたった一人の家族である妹を捕らえられたことから、障害物を避けながら的を射る「曲射」を操る主人公が、破壊力抜群の清の弓の名手とのバトルを繰り広げる。監督は、『極楽島殺人事件』のキム・ハンミン。主人公を、『殺人の追憶』などに出演するパク・ヘイルが演じる。CGなどを排して作り上げた豪快でスリリングなアクション・シーンは圧巻。

西暦1636年。清国が朝鮮半島に侵攻し、丙子の乱が勃発する。すご腕の弓士、ナミ(パク・ヘイル)は父の死後、妹ジャイン(ムン・チェウォン)と身をひそめるように暮らしてきた。そんな妹の結婚式当日、新郎新婦が清の精鋭部隊に捕らえられる。ナミは父の残した神弓を手に清の10万の大軍に突撃。そして、次々と敵を倒すナミに対して、清の弓のスペシャリストである猛将軍ジュシンタ(リュ・スンリョン)が立ちふさがり……。

新作DVD。この映画は、久しぶりに見応えがあった。ストーリーがきっちり作られているし、ドキドキ、ハラハラ・・・。そして爽快感が味わえる。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆


原題: WAR OF THE ARROWS/BOW THE LAST WEAPON

製作年度: 2011年

監督: キム・ハンミン

上映時間: 122分

キャストパク・ヘイル、ムン・チェウォン、リュ・スンリョン


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王になった男

2013年02月18日 | 韓国映画

『G.I.ジョー』などへの出演により、国際派スターの仲間入りをした韓国の俳優イ・ビョンホンが初挑戦した時代劇。朝鮮時代の韓国を舞台に、陰謀渦巻く宮中で王の影武者を務める平民の男が少しずつ民のことを思いやる本当の王として尊敬を集めるようになる過程を映し出す。監督を務めるのは『拝啓、愛しています』のチュ・チャンミン。一人二役で暴君と道化師を見事に演じ切ったイ・ビョンホンの演技力の高さに脱帽。

1616年、暴君の悪名高き朝鮮第15代王の光海君(イ・ビョンホン)は権力争いの渦中にあり、常に暗殺の危機にさらされていた。そんな折、彼とそっくりの容姿を持つ道化師ハソン(イ・ビョンホン)が王の影武者として宮中に上がることになる。重臣たちは、何とかして身分の低い平民であるハソンを王に仕立て上げようと画策するが……。

日本映画、黒沢明監督の「影武者」の韓国版リメイクのような映画。韓国ドラマが好きで、宮中の映像は何度と泣く観てきたが、やはり映画は迫力が違う。そして、イ・ビョンホンの二役も見応えがあった。最後まで解らなかったのは、王妃役が、イ・サンに出ていたソンヨン(ハン.ジミン)だと思っていた。調べたら別人(ハン・ヒョジュ)だった。よく、似ている。

少し前に観た「神弓」といい、韓国映画のレベルの高さに驚かされる。おすすめです。

おすすめ度  ☆☆☆☆☆


原題: MASQUERADE

製作年度: 2012年

監督: チュ・チャンミン

上映時間: 131分

キャストイ・ビョンホン、リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ


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きみはペット

2012年10月04日 | 韓国映画

小雪、松本潤共演でテレビドラマ化された人気コミックを、韓国のスター共演で映画化。おかしな条件で同居生活をスタートさせた男女の奇妙な恋模様が展開していく。主演は、『彼女を信じないでください』のキム・ハヌルと「美男(イケメン)ですね」などドラマはもちろん、CM、バラエティーなどで活躍を見せるチャン・グンソク。俳優として日本に本格的に進出するチャン・グンソクの“ペット”ぶりに注目だ。

キム・ハヌルってこんなに美人でスタイルよかったっけ。記憶が田舎のおねえちゃんというイメージだったので、ちょっとびっくり。相手役はチャン・グンソク、マッコリのコマーシャルでも有名だが、映画では初めてだ。ま、予想通りのハッピーエンドできまり。

おすすめ度 ☆☆☆

原題: YOU ARE PET

製作年度: 2011年

監督: キム・ビョンゴン

上映時間: 110分

キャストキム・ハヌル、チャン・グンソク、リュ・テジュン

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カエル少年失踪殺人事件

2012年08月23日 | 韓国映画

『殺人の追憶』として映画化された事件などと並ぶ、韓国の3大未解決事件のひとつを映画化した衝撃のサスペンス映画。1991年、「カエルを捕まえにいく」と言い残し行方不明になった5人の小学生の失踪(しっそう)事件を基に、マスコミや警察が犯人追跡に奔走する様子を描く。監督は、『リターン』のイ・ギュマン。出演は、『私のちいさなピアニスト』のパク・ヨンウ、『シークレット』のリュ・スンリョン、『国家代表!?』のソン・ドンイルなど。良質なサスペンスやスリラーを得意とする韓国映画らしい、背筋の凍るような残虐でミステリアスな展開から目が離せない。

印象深いタイトルに、秀作の予感がした。実際の未解決事件を推理した映画であり、内容は重い。テレビ局の演出家(プロデューサー)と大学教授が、被害者家族を真犯人と疑い、自滅していくのも面白い。長野のサリン事件を彷彿とさせる。

おすすめ度 ☆☆☆☆

[もっと詳しく]

原題: CHILDREN...

製作年度: 2011年

監督: イ・ギュマン

上映時間: 132分

キャストパク・ヨンウ、リュ・スンリョン、ソン・ドンイル

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超能力者

2012年08月20日 | 韓国映画

『チョン・ウチ 時空道士』のカン・ドンウォンと『白夜行ー白い闇の中を歩くー』のコ・スという韓国のスターが共演を果たしたSFアクション。目で人を操れる孤独な超能力者と、彼を執拗(しつよう)に追い続ける純朴な青年との宿命の対決に迫る。メガホンを取るのは、本作で長編デビューを果たした期待の新鋭キム・ミンソク。他人とは違う力を持ってしまったために生涯平凡な幸せとは縁遠い男の絶望と共に、コ・スの体当たりの激しいアクションに圧倒される。

目力のあるカン・ドンウォンにピッタリの役どころ。目で人を操れる超能力って、最強かもしれない。せっかくの力なのに、二人のバトルだけに終わってしまい、話が小さくなってるのが惜しい。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: HAUNTERS

製作年度: 2010年

監督: キム・ミンソク

上映時間: 113分

キャストカン・ドンウォン、コ・ス、ピョン・ヒボン


決闘の大地で

2012年08月16日 | 韓国映画

『マイウェイ 12,000キロの真実』の韓国のスター、チャン・ドンゴンがハリウッドデビューを飾った西部劇。生涯暗殺者として生きる宿命を背負った男が、味方に命を狙われる身となり、初めて人間らしさを取り戻すという皮肉なドラマを驚きのアクションで描く。ヒロインに『ラスベガスをぶっつぶせ』のケイト・ボスワース。酔いどれガンマンを演じた『英国王のスピーチ』の名優ジェフリー・ラッシュらと共に見せる決闘シーンは圧巻。

これは、韓国映画なのか、ハリウッド映画なのか判別できないが、どう観ても舞台は西部だ。チャン・ドンゴンがめっちゃカッコいいので、ファンなら必見の映画だろう。

相手役のケイト・ボスワース。誰かに似てると思っていたら、知り合いのなっちゃんだった。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: THE WARRIOR'S WAY

製作年度: 2010年

監督: イ・スンム

上映時間: 100分

キャストチャン・ドンゴン、ケイト・ボスワース、ダニー・ヒューストン

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巨人の手 ~心医への遙かなる道~

2012年07月23日 | 韓国映画

「ホジュン ~宮廷医官への道~」を手がけたイ・ビョンフン監督の隠れた傑作。
医術がテーマであり、主演もチョン・グァンリョル!本作で創られた世界観が「ホジュン」の制作まで通じている。

心医を目指す孤高の医師ソン・ユルを演じるのは、韓国を代表する人気ベテラン俳優チョン・グァンリョル。
大ヒット作「ホジュン ~宮廷医官への道~」にも通じる医師役を若い感性で熱演!まさに彼自身の原点とも言える作品。

愛と医術の狭間で揺れ動く主人公の半生を、人の温もりや儚さ、そして四季歳月の移ろいを織り交ぜて情景豊かに描写!人の宿命とは何か?愛とは何かを投げかける心震わす感動のヒューマンドラマ!


2話収録。ベテラン俳優チョン・グァンリョル主演とあって、安定感がある。

おすすめ度  ☆☆☆2

製作年度: 1994年

監督: イ・ビョンフン

上映時間: 121分

キャストチョン・グァンリョルイ・シウンキム・インテ

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グランプリ

2012年07月17日 | 韓国映画

既に日本では『リベラ・メ』『風のファイター』『ホワイト・バレンタイン』などが公開されておなじみのヤン・ユノ監督の最新作。落馬&骨折事故を起こして傷心の女性騎手の再起の物語。監督の故郷である済州島が舞台の一つとなっている。

スンデクク食堂の娘、ジュヒ(キム・テヒ)は競馬の世界で、相棒の「青馬(プルマ)」とともに女性騎手として頭角を現しいたところ、レース中に落馬事故を起こし、右肩を骨折する。そして「青馬」も足を骨折して殺処分に。自分だけが落馬しただけではなく、相棒を失ったことにショックを受け、引退をも覚悟し「青馬」の遺灰を撒きに済州島へ渡る。「青馬」の生まれた牧場主マンチュル(パク・クニョン)に挨拶に行き、そこにしばらく滞在することになるが、そこで「青馬」の子供「タムナ」と、元牧場従業員の遺児ソシム(パク・サラン)、そして隣の帝王牧場の跡取り息子ウソク(ヤン・ドングン)と、そこの名競走馬「無敗戦(ムペジョン)」に出会う。

キム・テヒの魅力が堪能できる映画。今年の正月に行った済州島が舞台なので、親近感が持てた。ストーリーは想定内で、結果オーライなのだが、何故か、画質が悪かったのが残念。

おすすめ度  ☆☆☆

原題: GRAND PRIX

製作年度: 2010年

監督: ヤン・ユノ

上映時間: 109分

キャストキム・テヒヤン・ドングンパク・クニョン

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レイトオータム

2012年07月06日 | 韓国映画

1966年に製作された韓国映画の名作『晩秋』を、『家族の誕生』などのキム・テヨン監督がリメイクした恋愛ドラマ。夫殺害の罪で刑務所に入っている女性が、母の葬儀に向かう途中で出会った男と限られた時間の中で愛を深める姿を繊細に描く。影のある不幸なヒロインを『ラスト、コーション』の大胆な演技で注目を集めたタン・ウェイ、エスコート・サービスの仕事をする韓国人ホストを、テレビドラマ「私の名前はキム・サムスン」のヒョンビンがそれぞれ演じる。霧の街、シアトルを舞台に繰り広げられる、切なく愁いある大人の恋物語が胸にぐっと迫る。

大好きな女優タン・ウェイが主演。中国映画かと思っていたが、舞台はシアトルで監督は韓国人、相手役はヒョンビンということでこれは韓国映画だ。夫殺しの主人公アンナをタン・ウェイが淡々と演じる。母の葬儀で3日間の保釈中の話だ。ラスト・コーションで衝撃的なデビューを果たした彼女だが、ポスト・チャン・ツィイーと言われながらも、その後はバッシングにあい、女優として活躍の機会はあまり無かった。何があったか良く知らないが、今後はもっといろんな映画に出てほしいものだ。

おすすめ度 ☆☆☆☆☆

原題: LATE AUTUMN

製作年度: 2010年

監督: キム・テヨン

キャストタン・ウェイヒョンビンキム・ジュンソン

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第7鉱区

2012年06月29日 | 韓国映画

1970年代から日韓共同で天然資源の開発が始まった東シナ海の石油ボーリング船を舞台にしたアクションムービー。『光州5・18』のキム・ジフンが監督を務め、大海原の孤島と化した船上を襲う戦慄(せんりつ)の体験を活写する。男勝りのヒロインを『TSUNAMI-ツナミ-』のハ・ジウォンが演じ、『光州5・18』にも出演したアン・ソンギや、『寵愛-ちょうあい-』のオ・ジホらが脇を固める。韓国で初の試みとなるオール国内CGによる迫力の映像や、予想不可能な展開に目を見張る。

韓国映画としては、異質な感じのアクション・ムービー。最初は殺人事件の犯人探しのサスペンス映画かと思っていたら、犯人は地底で生まれた怪物だった。「漢江(ハンガン)の怪物」という韓国映画があったがそれに近い。ハ・ジウォンアン・ソンギオ・ジホの3人の役者もいい。CG映像も韓国の勢いを感じる。

おすすめ度  ☆☆☆☆

原題: SECTOR 7

製作年度: 2011年

監督: キム・ジフン

上映時間: 101分

キャストハ・ジウォンアン・ソンギオ・ジホ

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