ヴァレンシアを一蹴

いつもは遊びでヴァレンシアから食らいつかれたり、毛をむしられているボブ。それはときに「ひぃーん」などと言いながら、やめてくれと訴える情けなさ。

ところが先日、寝ているボブにヴァレンシアが遊びを仕掛けに近づいた途端、突然怒ってヴァレンシアのどこかに噛みついた。

いつもと違う展開に、驚きながら悲鳴を上げたヴァレンシア。


すぐにボブを叱り、ヴァレンシアが怪我をしていないかを確認した。幸い、傷らしいものは無かったが、テラス側窓に小さくオスワリしたまま怯えている。

可哀想に。びっくりしたのね。


ボブ！何があってもオンナノコに暴力はいけないよ。


引っこ抜いたらしい敷物の毛を口端から垂らし、かなりのワル顔

翌日、調子に乗ってヴァレンシアと大騒ぎしながら取っ組み合いをしていたボブは、旦那サマにこっぴどく叱られ、スリッパでのお尻を叩きと組み伏せの刑にあった。

その後、小さくなってイジケていた。

あららら、ケンカ両成敗だからフタリとも叱らなくちゃ。オンナノコをヒイキするのもいけないよ。