みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

ISを糾弾する

2015年11月15日 | 憲法守るべし
11月13日、パリ同時テロで129人が殺された。実行犯は8人、軍用銃と自爆ベルトで銃撃・自爆し129人を殺した。ISが犯行声明を出した。
誰がやろうと、どんな理由を付けようとこんなことが許されるはずがない。
人類は、特に第一次世界大戦以降、戦争にも〝ルール〟をつくり、さらに戦争そのものをなくす努力を続けている。民間人への攻撃禁止、非人道的・残虐兵器などの禁止、捕虜虐待の禁止も決めた。まだ完全ではないし、守られないこともずいぶんあったが、これが人類の進歩の方向であったはずだ。侵略戦争を開始し、大量虐殺を行ったナチスドイツや日本軍国主義は裁かれた。アメリカの原爆投下の罪は見過ごされたままだが、今では核兵器の残虐性への批判と全面禁止条約を求める国際世論が強くなっている。必ずアメリカが謝罪する日が来ると確信している。
こうした人類の進歩の方向を全面的に踏み倒し、数世紀前の十字軍との戦いを持ち出してテロを正当化しようとするISの主張とその残虐は絶対に認めることはできない。
ISは、「不信心者」とか「イスラム教徒の義務」などと宗教を持ち出すが、無神論者の私が言う資格はないかもしれないが、殺人を正当化し奨励する“宗教”などと言うものがあるのか、それを宗教と言ってよいのか?
宮澤賢治は、宗教をめぐる葛藤を通して万人の幸福を求める自らの思想を高めた。中世までの未解明の時代とはちがう教義の解釈があってもおかしくない。万人の「心」を救うことを目指して宗教は進化してほしいと思う。
テロの温床となっている貧困、差別などにも目を向けなければならないが、とにかく今は犠牲者を悼み、テロを正当化するISなどを糾弾する気持ちでいっぱいだ。

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1 コメント

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憲法9条の真価 (からしだね)
2015-11-16 08:42:54
今回のフランスでのテロは本当に衝撃的でした。犠牲となられた方々には心から哀悼の意を表したいと思います。
また、ブログ主様が書いておられるようにテロは決して許されるべきものではありません。

私は歴史にそれほど詳しくありませんが、中東とヨーロッパの関係は日本では想像できないほど複雑なものがあると思います。見方を変えれば日本は少し距離を持ってものごとを見ることが出来る立場にあります。

私はこのニュースを知った時、最初に危惧したのはあの9・11の時のように戦争を始める口実にする人が現れるのではないか?と言うことです。

憎悪と復讐の負の連鎖を断ち切るために必要なのは、武力ではなく「平和」を高く掲げることだと、憲法9条を持つ日本が今こそ世界に働きかけるべき時だと思うのです。
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