今朝は寒かった。北上山地の藪川(10年前、平成の大合併で盛岡市)で氷点下まで下がった。
10日ほど前に写したヨウシュヤマゴボウだが、今は実がもっと青くなっているだろう。「山ゴボウとして売られているのはたいていアザミの仲間。ヨウシュヤマゴボウは根に毒があってとても食べられたものではない」(澤口たまみ著「岩手の野草百科」)
岩手県知事達増拓也さんは、野党共闘が推して当選を勝ち取った知事だ。
東日本大震災・津波で岩手県がたいへんな被害をこうむる前から知事を務めていたが、震災前には〝不要な〟二つのダム建設を計画したり、県立病院の統廃合を進めようとするなど、必ずしも県民本位の県政とはいえなかった。
しかし、震災を機にその姿勢が大きく変わり、被災者への医療費を無償にする制度を国が打ち切っても県独自の措置で継続し、被災地の三つの県立病院を再建した。被災者の住宅再建や生業の復興のために、市町村と協力して国の支援金に大幅な上乗せを実施するなど、他の被災県に比べても立派な被災者支援・災害復興の県政を進めている。
3・11の未曾有の大災害に対して、県民が一丸となって復興を目指したこと、県民の要求・支援運動が多彩な形で取り組まれたこと、知事がそれらの声を聴く耳を持っていたことなどが、県政を変えた要因ではないかと思うのだが、なによりも当たり前の願いをかなえたいという県民の思いが一つになったところが一番の力となって県政を変えたと思う。
新潟でもまた野党統一の米山さんが知事になって、「原発事故の不安がない暮らしをしたい」、「福島の何も分からないままで再稼働はやめてほしい」の、新潟県民・国民の願いに沿った県政をぜひ実現してほしいものだ。
新潟県民の皆さん、頑張って米山さんを必ず知事にしてください!!期待し応援してます。
岩手県政のお話、初めて知りました。大きな問題をきっかけに、考え方を変えて下さるということは素晴らしいですね。日本全国でそうなって欲しいものですね。
ヨウシュヤマゴボウって初めて知りました。見た目は可愛いのに、毒性植物なんですね。しかも「山ごぼう」とは全く違う植物なんですね。自然って面白いです、、、