少し長いお休みの最終日
唇を紅く塗って
薔薇の香りの蝋燭を灯して
楽しみにしていたアンソロジーに浸っておりました
東 雅夫 編『吸血鬼文学名作選』
美しい表紙も素敵ながら
物語も美しくて
贅沢な時間を過ごせました
綾辻先生のTwitterで知って
すぐに本屋さんに買いに行き
通勤や休憩の片手間に読むのを惜しんで
休日を待っての一気読み
我慢した甲斐あって
思う存分耽溺しました
わたしの吸血鬼好きも永いものですから
随分前のアンソロジーも読んでおり
欧州各地の怪奇伝承や物語を読み漁っていましたから
半分程は読んだことのある物語なのですが
それでも読み飛ばそうとは思わないのです
好きなので
恐ろしくて美しい
赤い血と黒い夜の幻想
まだまだ読み足りないのです