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5月29日(土)普天間は片付いたか

2010-05-29 10:53:53 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
5月29日(土)普天間は片付いたか

鳩山首相はいったん見送るかに見えた普天間移設に関する政府方針を28日夜に召集した臨時閣議で閣議決定した。同日午前中に発表した日米共同声明の手前、政府方針を決めない訳には行かなくなったのだろう。

これに先立って、福島社民党党首が閣議決定への署名を拒否したため、消費者担当相の職務を罷免する事態になった。社民党はこれによって連立政権から離脱する方向に向かうのではないか。

迷走に迷走を重ねた普天間移設問題はこれで一つの区切りを迎え、今後は辺野古移設実現に向かって動き出そうとするだろうが、地元名護市が移設反対で固まっているから動きが取れない事態になる恐れがある。その結果、普天間が事実上使われ続けることになったら最悪だ。

そうなったら民主党政権が沖縄にしたことは何だったのかと言うことになる。沖縄県民に与えた混乱と失望感はあまりにも大きい。「沖縄を傷つけてしまった」と首相が陳謝して水に流せるような傷痕ではない。

政権与党である民主党も傷ついた。民主党を支持して去年の総選挙で政権交代を実現させた有権者の多くが鳩山内閣に失望した。そのことは内閣支持率の急降下が如実に示している。鳩山首相は参議院選挙の前に、どうしても普天間問題を片付けておきたかったのだろうが、参議院選挙でこの問題が蒸し返されて民主党の足を引っ張る可能性がある。

民主党の混乱に乗じて自民党が息を吹き返すかと言えば、これも容易ではない。民主党も自民党も頼りにならないとなれば、有権者の多くは支持政党なしの浮草になる。日本の政治は行き先が見えない不毛の時代を迎えるのだろうか。